【ユニクロ・はじめてのコーディネート体験】服選びが子どもの「学びの時間」になるって知ってた?
毎日の子どもの服選び、実は子どもの非認知能力を育てるチャンスだと知っていますか?「この服がいい」「今日はこれを着たい」。子どもたちも小さな選択の積み重ねが、自分で考え、決める力につながっていくのです。
東京・ユニクロ 五反田TOC店で開催された「はじめてのコーディネート体験(MY FIRST OUTFIT)」は、服を通して自己決定力や自己表現力を育むことを目的とした体験型サービス。当日はスペシャルゲストにSNSフォロワー250万人超えの人気保育士・てぃ先生も登場し、子どもたちのコーディネートをひとりずつ紹介してくれました。
普段とは違う真剣な表情で服を選ぶ姿や、誇らしげにランウェイに立つ子どもたちの様子を間近で体験した当日の様子をレポートします。
子どもがひとりで選ぶ、はじめての一歩
会場に集まった子どもたちは、「名前・年齢・服のサイズ」を記入したシールを胸に貼ってもらいます。スタッフから事前説明を受けたら、早速服選びのスタートです。
「どんな色にしようかな?」、「これを着たらどんな自分になれる?」など、スタッフと会話をしながら、少し緊張した表情で洋服を選ぶ子どもたちの姿を、ママたちは少し離れた場所から見守ることに。
その場でじっくり服の組み合わせを考えてからかごに入れる女の子がいる一方で、気になった服を次々と手に取ってかごに入れていく男の子も。選び方にもそれぞれの個性が出ていて、見ているだけでワクワクします。
みんな事前に確認していた「高いところの服はスタッフにお願いする」という約束もきちんと守り、実際の場面でもスタッフに声をかけて洋服を取ってもらうなど、落ち着いて行動できていました。
気に入った服が決まったらフィッティングルームへ移動し、着替えも自分でチャレンジ。
困ったときにはスタッフのサポートがありますが、コーディネートはほとんど子ども自身で決めていきます。
レッドカーペットでお披露目ファッションショー
服を選び、自分で着替えたあとは、いよいよお披露目の時間。店舗の通路中央に特別に敷かれたレッドカーペットを、子どもたちが胸を張って歩きます。
少し恥ずかしそうに、でも誇らしげな表情でランウェイを進む姿に、見守るママたちも思わずにっこり。
「今日のポイントは? どんなところがいいなと思った?」と、てぃ先生が子どもたち一人ひとりにインタビューすると、「大好きな青色でまとめたよ」、「黒の上着で引き締めたのがポイント」など、みんな思い思いの言葉で伝えていました。てぃ先生に褒められ、子どもも嬉しそう!
「紫と黒で全体をまとめ、ベージュのバッグをアクセントにした」というコーディネートには、「普段からおしゃれが好きなんだね」と、てぃ先生も拍手。
小さな子どもから「アクセント」という言葉が出てきたのには驚きの声も。
偶然にもまったく同じコーディネートを選んだという女の子2人には、てぃ先生もびっくり。「初めて会ったのにもうお友達だね!」と、今回の体験を通じて自然と仲良くなったふたりの様子に、会場も和やかな雰囲気に。
てぃ先生も「親は忙しくてつい服を選んでしまいがちですが、“自分で決める”経験はすごく大事。習い事や勉強でも、自分で選んだほうがモチベーションが上がります。この「はじめてのコーディネート体験(MY FIRST OUTFIT)」は、“自分で決める”いい体験の場になると思います」と語ってくれました。
洋服選びを通して子どもの成長を実感
ファッションショー後は、子どもたちが選んだコーディネートの写真を貼った記念色紙を受け取って終了。写真のまわりには体験の感想を書いたり、子ども自身がイラストを描き込んだりすることもできるので、世界に一枚だけの思い出アイテムに。親にとっても、子どもが初めて自分で選んだコーディネートを振り返ることができる宝物になりそうですね。
参加したママからは、子どもの意外な一面に驚いたという声も聞かれました。子ども2人がモデルとして参加したママも、子どもたち自身が考えたコーディネートを見て感心。「娘は靴と靴下の色に合わせてトップスも同系色を選ぶなど、細部までこだわっていてびっくり。人前で緊張しがちな息子も、フードをかぶった演出で堂々と登場するなど、普段とは違う一面が見られて新鮮でした」と、伝えてくれました。
ユニクロの「はじめてのコーディネート体験(MY FIRST OUTFIT)」は、子どもの“自分で決める力”を見つめ直す貴重なイベントとなりました。このサービスは、都内では「ユニクロ 五反田TOC店」で繁忙期を除く毎週土曜日に開催しており、他店舗でも不定期で開催しています。親子で体験してみてはいかがでしょうか。
取材、文・長瀬由利子 編集、撮影・編集部
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