<なぜ?>小学3年生、勉強系の習い事をやめたいらしい。先生も夫もやめさせるなと言っていて悩む
子どもの好きなことや得意なことを伸ばし、継続する力や成功体験を引き出すために習い事をさせている家庭も多いでしょう。そんななかママスタコミュニティには、小学3年生の息子さんがいるママから「嫌がってる習い事、続けるべき?」とこんな投稿がありました。息子さんは習い事を2つしています。1つは運動系でまだ続けたいようですが、もう1つの勉強系の習い事を嫌がっているようです。
『習い事は勉強系。本人の希望で小1から始めたが、今はやめたがっている。嫌がっているのに無理やり車に乗せて教室まで連れて行くのが大変。先生に「退会したい」と話したら「嫌がるからと簡単にやめさせたらダメ。踏ん張らせなさい」と引き止められました。夫からも同じことを言われました。私は続けさせる意味がわからなくなってきており、「やる気がないのに通うのは月謝がもったいない」と思っています。先生や夫の言うように踏ん張らせたほうがいいでしょうか?』
先生や旦那さんの意見は聞かなくていいのでは?
『習い事の先生は引き留めるよ。踏ん張らせたほうがいいかどうかは親が判断すべき』
『うちは「行きたくないと言って困っている」と習い事の先生に言ったら、対応の仕方を工夫してくれてその後はずっと楽しく通っている』
『先生は商売だから、引き止めるのは当たり前。「踏ん張らせなさい」の言い方が偉そうでちょっと気になる。旦那さんには子どもが嫌がっていることだけでなく、ママ目線の話をしたほうがいいかもね。「お金を払ってまで無理やり行かせる私の気持ちがわかる? 教育虐待の気持ちだよ」って』
息子さんは相当習い事をやめたいようで、投稿者さんは無理やり車に押し込んで連れて行っていると綴っていました。こうした状況に、ママたちからは「私ならやめさせる」という意見が少なくありませんでした。そもそも習い事の先生が反対するのは、やめられると月謝を払う生徒がいなくなるわけですから、商売の視点からも当然のことと言えます。この先生が、指導の仕方を変える姿勢を見せずに「踏ん張らせなさい」という言い方をしている点も気になったママがいました。安易に「わかりました」とやめることを承諾するのも、自分の教え方を否定されることにも繋がると思っているのではないでしょうか。また旦那さんは投稿者さんの送迎の負担や、息子さん本人の習い事の様子を細かく把握しているわけではないでしょう。ですから、やめさせるかどうかは息子さんの意思と投稿者さんの判断に委ねていいのではないでしょうか。
2年も続けたのならやめてもいいのでは?無理やり続けさせても意味がない
『本人がやりたいと言ったのに数ヶ月でやめると言い出したら「もうちょっと続けなさい」と言うかも。でも2年頑張ったのならやめさせるよ』
『やる気がないのに無理やりさせても身にならないよ(実体験)』
『私は母親に誘導された習い事をいやいやながら4年も続けたけれど、今も嫌な思い出として残ってしまっている』
息子さんは習い事を2年も続けたのですから、飽きてすぐにやめるということでもないのでしょう。2年続けてみて自分に合わないと感じたり、習い事そのものが嫌になったりしたのではないでしょうか。ママたちからは「2年も継続したのならやめてもいいのでは」「一旦休会して様子を見て、それでもやめたい意思が変わらないならやめさせる」という意見もありました。
勉強系にせよスポーツや芸術系にせよ、習い事は子どもの意思がなければ長続きしませんし、無理やり続けても何の意味もないというコメントも。実際にやる気がないのに習い事に連れて行かれたけれども、何も身につかず嫌な思い出にしかならなかったというママたちの実体験もありました。息子さんもやる気やモチベーションがないのに行くだけなら、それこそお金も時間も無駄になってしまうのではないでしょうか。
目標や期限を決めてからやめるほうが本人のためかも
『集団塾の講師をしていたけれど、本人が嫌になっているなら一度やめるほうがリセットできていいと思うよ。親が「もったいない」とか「自分がやるって言い出したのに」と意地になって続けさせると本当に後々いいことがない。同じ集団塾でもそれぞれの教室で先生の雰囲気も教材も違うし、個別なら合うかもしれないし。別のところを検討してみるのもいいと思うよ』
『習い事に通わせる目標をちゃんと設定すれば、悩むことはないと思う。どこまでできてほしいのか、何級までは取得するのかを親が考え、子どもと会話してお互いに認識しておく。そうすれば途中で嫌になっても「あと少し目標まで頑張ろう」と言えるし、先生や旦那さんも説得しやすいと思う』
今回の投稿では「やめさせていい」という意見が目立ったものの、やめ方については投稿者さんと息子さんがしっかり話し合う必要がありそうです。そもそもの習い事をやめたい理由を聞いておくと、先生との相性や他のお友達との人間関係などの原因が見つかるかもしれません。そうすれば、今の習い事を続ける解決策が見えてきたり、他の教室に変更したりできる可能性があります。
それでも習い事をやめたい意思が変わらないのであれば、「3年生の終わりにやめよう」「〇〇に合格したらやめよう」と期限やゴールを決めておくのもいいかもしれません。ただ習い事が嫌だからやめたとなると本人も後味が悪く、旦那さんも納得しにくいでしょう。しかし「ここまで頑張る」と決めれば、本人もあと少し続けるモチベーションになります。そうすれば、無理やり息子さんを車に乗せて送迎する投稿者さんの負担も減っていくかもしれません。さらにやり切った後は達成感がありますし、大人になっても悪い思い出にならないのではないでしょうか。
まずは息子さんが習い事をやめたい理由を聞き、それでも解決策がなくやめる意思が変わらないのであれば、親子で目標やゴールを決めた上ですっきりやめられるといいですね。
文・AKI 編集・佐藤さとな イラスト・Ponko
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