<ヤバッ…お米がナイ!>子どもを盾にされモヤモヤ!せめて注意してよ【第4話まんが:相手の気持ち】
前回からの続き。私はひとり暮らしの会社員です。お給料がそこまで高いわけではなく、家賃を払いながら将来に向けて貯蓄をするのはなかなか大変です。物価高も感じていますが、落ち込んでばかりもいられません。毎食自炊をして、会社にもお弁当を持参して、できる限りの節約を心がけていました。しかし最近どこのスーパーに行ってもお米が手に入りません。母も困っているようなので、どうにかして手に入れて実家にも送ってあげようと思っていました。
お米を持ってレジに行こうとすると、後ろから子どもの声が聞こえました。こんなに小さな子も我慢してるんだな……。一瞬そう考えて、手にしたお米をそのまま自分が買うことに罪悪感を抱いてしまいました。だから売り場に戻したのです。
私はその場を立ち去りました。すると後ろからその子のお父さんらしき人が追いかけ謝ってきました。私は「気にしないでください」と言ってスーパーをあとにします。けれどしばらく経つと、だんだんモヤモヤした気持ちが広がっていき……。
「取られちゃった」と小さな子どもに言われ、「譲る」以外の選択肢がありませんでした。けれど譲ったあとにだんだん腹が立ってきてしまったのです。子どもが「取られちゃった」と思って、つい言ってしまったのは仕方ないでしょう。けれど隣にいたお母さんは、子どもに注意しませんでした。あのときお母さんが男の子をたしなめてくれていたら、私の気持ちも少しは違っていたのかもしれません。そんなお母さんの態度が私をいっそうモヤモヤさせたのです。
そうは言っても、つい良い人ぶって譲ってしまったのはこちらの方。次のスーパーにはお米が売っているといいな……。そんなふうに私は気持ちを切り替え、再び車を走らせたのでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・なかやまねこ 編集・井伊テレ子