<気配がする…?>月命日に、亡くなった人が帰ってきた【第31話まんが】#本当にあった不思議な体験
前回からの続き。みなさんは「不思議な体験」をしたことはありますか? まるで狐につままれたかのような奇妙で意味がわからない、そんな体験を……。ママスタセレクトに寄せられたママたちの実際の体験エピソードをご紹介します。
わが家のカギはスマートロックになっています。自動で施錠されるため鍵のかけ忘れなどを心配することもなく、鍵の紛失の心配もありません。鍵の開閉の度にスマホに連絡がくるようになっているので、セキュリティの面でも安心だと思い、取り付けることにしました。
普段は夫と2人暮らし、穏やかな日常を過ごしていたのですが、ある日ありえない現象が起きたのです……。ひっきりなしに鳴り続けるスマホを確認すると、玄関のスマートロックの開閉通知が山のように届いていたのです。
いったい何が起こったのか分からず、慌てて帰宅しました。しかし……
鍵は閉まったままです。鍵を開けて、恐る恐る自宅に入りました。しかし自宅は朝、私が出て行ったときのままでした。独立した子どもたちが帰宅している様子もなければ、夫が帰宅している様子もありません。そうしてもう一度スマホを見ると、やはり16時にありえないほどの開閉記録がありました。
念のため家中を確認しましたが、すべての窓が施錠されていました。そのとき、私はふと、亡くなった母との出来事を思い出しました。
母は今年の春先に亡くなりました。わが家に来る途中に倒れ、そのまま救急車で運ばれましたが、あっという間にかえらぬ人となってしまったのです。そして、死亡推定時刻は「16時」とのこと……。
もしかしたら、単なるシステム上のエラーだったのかもしれません。むしろそう思う方が自然でしょう。
しかし母の月命日の、死亡推定時刻にやってきたその開閉記録は、母が私に会いにきてくれたんだと思わせてくれるものでした。「怖い話」とはまた少し違うかもしれませんが、亡くなった大切な人がふと会いに来てくれた気配を感じる経験は、後にも先にもこの一度きり。最後に母の面影を感じることができて、私は良かったと思っています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本 渡辺多絵 作画・カヲルーン 編集・横内みか