『ママたちが非常事態!?』第2弾を見て、夫へのイライラを反省。
第1回目の放送を見たママ達からは「涙が止まらなかった」という声が多く寄せられました。
同じく育児中の著者は、この番組を見て、育児をしながら感じている不安や孤独を吐き出すチャンスをもらったような気がしました。
第1弾の反響を受け放送された第2弾の放送も、とても中身の濃い内容となっていました。
今回の放送で印象的だった部分は、子育てで孤立を感じている母親が7割もいるという事実。
子育て世帯の約8割が核家族という現代では、昔のように子どもを見守る大人が減り、母親への負担が増えています。
その中で、日本の男性が育児に関わる平均時間は、1日あたり1時間7分。
6歳未満の子どもがいる家庭での平均時間ですが、スウェーデンでは3時間21分、アメリカでは3時間13分という結果と比べると、日本の数字はとても低くて驚きですね。
「育児が辛いと感じるのは、ママのせいじゃない」
この言葉からスタートしたのは、「イヤイヤ期」の子どもを持つママ達にぜひ見て欲しい「我慢できる脳の育て方」という特集。
イヤイヤ期は、未発達な脳が起こす現象であることは、前回の放送でも紹介されましたが、今回はそのイヤイヤ期に対しての対処法が紹介されました。
その対処法とは、「我慢できる脳を育てる」ということ。
どうしても言ってしまいがちな「ダメ!」という言葉は、子どもの脳を育てません。
子どもの脳を我慢できる脳に育てるには、子ども自らが我慢することを促すことが大切。無理矢理我我慢させることでは、子どもの抑制機能は発達しないのだそうです。
その為に必要なのは、
「わかりやすいルールを決める」
「我慢できたら、思いきり褒めてあげる」
この2つなんだとか。
また、番組では男性の育児についても深く掘り下げていました。
積極的に育児に参加する男性が増えています。
番組でも、子育てに協力的な2児のお父さんが紹介されていましたが、奥さんは「まわりからはうらやましがられるけど、それでも、イライラしてしまうことはある。」と話します。
そのイライラの原因となるひとつ、赤ちゃんの泣き声への反応の違いです。
思い当たることはありませんか?
「なんで、この人はこんなに泣いてるのに反応しないの?」と、旦那さんに感じてしまった事。
著者も、このことが原因で何度もイライラしたことがあります。
番組が行った実験によると、女性は子どもの泣き声に多く反応する能力があり、さらに育児中の母親の脳は、赤ちゃんの泣き声に対応する特別な回路が生まれるそうです。
残念ながら、この回路は男性には備わっていません。
そもそもの脳の違いなのですが、この違いがママ達にとって育児ストレスになるようです。
育児中のママが持つ能力、反応を、同じように父親に求めても、その機能が備わっていない父親にとって、その期待に応えることは不可能。
「同じように」という気持ちは、捨てなければいけません。
この放送を見て、「なんで、私ばかり」「どうして、できないの?」と、旦那さんに対してイライラしていた気持ちを反省しました。
考えれば、育児にはとても協力的な旦那さんに、「できないこと」を求めて、イライラしていたのだとわかったからです。
「できないから仕方ない」という考えではなく、「できる範囲で、できることをやってくれていたのに」という見方に変えることで、楽になった気持ちがあります。
この番組は、このような気づきがあるので、反響があるのだろうと思いました。
前回の放送で注目していた、「オキシトシン」についても面白い研究結果が紹介されていました。
放送を見逃してしまった方は、再放送を待って、チェックしてみてくださいね。
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- 『ママたちが非常事態!?』第2弾放送 NHKスペシャル