<家族よりサッカー夫>子どもの面倒は!?起きたら……妻が消えていた!【第5話まんが:夫の気持ち】
前回からの続き。最近のお話です。俺はタケヒコ、33歳の会社員。妻チグサと2人の子どもたち(ヨシト・6歳、ユウト・4歳)と暮らしている。子どもたちは昔と比べてだんだん手がかからなくなってきた。俺だって平日は仕事を頑張ってるし、週末くらい家をあけてリフレッシュさせてもらっても問題ないだろう。しかしある日チグサから「友人と休日ランチをしたいから子どもを見てほしい」と頼まれた。別にいいけどさ……。適当に返事をしたあと、俺はその話をすっかり忘れてしまっていた。
ある休日の朝。気持ちよく寝ていると、枕元に人の気配を感じた。小さな指で身体をつつかれて、俺は驚いて目を覚ます。
「ママ、出かけたよ。これパパに渡して、って」ヨシトから渡された手紙は、チグサの字で書かれたものだった。
チグサに電話をしたり、メッセージを送ったりしても反応なし。「えー無視かよ。あ……あれか? こないだ言ってたランチ会か?」けれど事前になにも聞いていない。さすがに子どもたちを置いて出かけるわけにも、連れていくわけにもいかない。俺はあわててサッカー仲間に「ごめん、今日は行けない」と連絡する。もともとゆるく集まっている会なので、返事も「了解」とアッサリしたものだった。
俺はリビングへ行き、子どもたちに「今日はおとなしく過ごすように」と指示を出した。子どもたちはゲームをしはじめ、俺も寝転がってスマホを眺めることに。しかし1時間後……。
あれを食べたい、これをして遊べと、子どもたちからの要求は尽きない。しまいには「遊園地に連れていけ」とぜいたくなことを言いだした。黙らせるために適当に食べものを与え、公園へ連れていくことにした。得意なサッカーでも教えてやろうかと思ったが……。
子どもたちの体力は尽きない。一緒に走り回っているうちに俺の息があがってきた。しばらく膝に手を置いて息を整えていると、ヨシトがサッカーボールを蹴りながら戻ってくる。「パパ! 何してんのー? もう休憩?」まさか子どもたちに追いつけないとは……。
「えー! もう疲れたの?」「パパ、毎週サッカーやってるんでしょ?」子どもたちは容赦ない。全く休ませてくれない。普段の仲間とのサッカーは疲れたら休憩できるし、適当に交代しながらゆるくやっている。こんなにハードじゃない……!
その後、子どもたちを昼飯に連れていき、お菓子を買いたいと言うからスーパーに連れていき、また公園で遊んで……。帰宅後は夕食を与えて風呂に入れて、子どもたちが寝た頃には俺は疲れきっていたのだった。昔よりは手がかからないだろうし、1日ぐらい面倒をみるなんて余裕だと思っていたが……。子どもたちの要求に応えているうちに俺はクタクタになってしまった。いつも子どもたちの面倒をみているチグサには、あらためて頭が下がる思いだった。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・ササミネ 作画・うーにゃ 編集・井伊テレ子