<女同士だからいいじゃん>一方的に好かれる怖い体験……娘を守りたい【第3話まんが:ママの気持ち】
前回からの続き。 私はエリカ。夫、そして小5の娘であるスズと3人で暮らしています。バレンタインが近づいてきたある日、スズが「チョコを渡したい」と言い出しました。よくよく話を聞いてみたら、スズがあげたいのはグループ内での友チョコ。渡す相手はもちろん女の子たちです。微笑ましく思っていたのですが、グループ内に同性の子を好きな子がいるという話になり、私は驚きました。私はつい強い口調で却下してしまいました。
最初は私も「純粋に仲良くなりたいんだろう」と考えていました。しかし彼女の行動は次第にエスカレート。一緒にいるときに手を繋ごうとしてきたり、他の友だちと話しているといちいち割り込んできたりするようなことが多くなりました。不審に思った私が周りの子に相談をしても、「まあ、距離感が近い子なんじゃない?」とぼんやりとした返事が来るばかり。思い切って本人に「やめて」と言っても、「女子同士なんだからいいじゃん」と言われてしまいました。
彼女の行動を不思議に思いながらも日常生活を続けていたある日、その子からメールが来ました。そこには「私、実は女の子が好きなの」「エリカちゃんのこと、本当に好き。私と付き合ってほしい」と思いつめたような文面が……。ものすごく悩んだものの、シンプルに「ごめん、むりです」とお断りした私。しかしその日を境に何度も何度も告白されるようになりました。ある時は直接「好き」と言われて、後ろから抱きつかれたこともありました。
私は学生時代のトラブルによって同性愛者に強い拒否感を覚えるようになってしまいました。だからスズの仲良しグループに同性愛の子がいると聞いて、とても不安になりました。今はその子は違う子のことが好きだそうですが、もしスズが好かれるようになってしまったら……ひょっとしたら私と同じような嫌な目に遭ってしまうかもしれません。親としては娘を守りたいのは当然ではないでしょうか。大切な娘に何かあってからでは遅いのです。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・カヲルーン