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<女同士だからいいじゃん>「同性愛は、自然の摂理に反してる」価値観【第4話まんが:ママの気持ち】

前回からの続き。 私はエリカ。夫、そして小5の娘であるスズと3人で暮らしています。バレンタインが近づいてきたある日、スズが「チョコを渡したい」と言い出しました。よくよく話を聞いてみたら、スズがあげたいのはグループ内での友チョコ。渡す相手はもちろん女の子たちです。しかしスズによると、グループ内に同性の子を好きな子がいるのだといいます。過去、学生のころにトラブルがあった私は、どうしても同性愛者を受け入れられません。それによってスズに強く言ってしまい、ギクシャクしてしまいました。
バレンタインのお話_013

私は学生時代の嫌な思い出を振り払うように頭を振りました。このままだとスズが傷つくことになるから守ってあげたい、という気持ちはあります。しかし今朝のスズの様子を見ていると、スズを傷つけているのは私自身ではないでしょうか。どうしたらいいのかわからなくなった私は、過去のことを知ってるキョウコに正直に相談をしました。スズのお友だちに同性愛者の子がいるかもしれないこと。自分の学生時代の苦い経験を思い出してしまったこと……すべて話しました。
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「最近は多様性の時代だし、同性愛も個性のひとつなんだし。受け入れないとダメだよね」と言う私に対してのキョウコの返事は意外なものでした。「同性愛を受け入れられない」というのも価値観のひとつで、世の中にあふれる事柄に対して「どうしても受け入れられない」ものがあるのは、おかしいことじゃない。そう言うのです。「でも自分の価値観と同じくらい、相手の価値観も大切に」というキョウコの言葉にハッとしました。

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過去のトラブルから、同性愛者に対して厳しい目を向けていた私。キョウコからは最終的に、「多様性の社会なんだから同性愛者も認めるべき」ではなく、「多様性の社会だからこそ、無理には受け入れられないものがあってもいい」と言われました。こう言われてなんだか気持ちが軽くなるのを感じました。キョウコは私の価値観を尊重してくれました。私も同じように、他人の価値観も尊重しなければいけませんね。もう少し自分のモヤモヤをはっきりさせてから、スズと話す予定です。大事なことに気づかせてくれたキョウコには感謝しています。

【第5話】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・カヲルーン

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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