<女同士だからいいじゃん>バレンタイン友チョコ約束!「友達の好き」じゃない……?【第1話まんが】
私はスズ。小学5年生の女子です。学校では4人のグループで仲良くしています。4人でいるととっても楽しいし、これから大きくなってもずっとこのままで仲良くしていたいなと思えます。最近ではそろそろバレンタインが近づいてきたこともあって、クラスの女子たちは「チョコの話題」で持ち切りみたい。でも私たちのグループでは誰からも「あの男子が好き!」という話題が出ていないため、あまり関係ないイベントになってしまうかもしれません。
いつも4人で帰りますが、途中で2人ずつに別れます。私はトモちゃんと同じ方向。私たちはグループ内でも特に仲が良い親友です。少し照れたような顔をしたトモちゃんは、そのまま私に向き直ります。「私、ナッちゃんが好きかもしれない」私は一瞬トモちゃんが何を言っているのかわかりませんでした。しかしほっぺを赤くしているトモちゃんを見て、ようやくその意味に気付きます。トモちゃんは静かに話し始めました。
たしかに私たちのグループ内でも、トモちゃんとナッちゃんは真逆のタイプです。おっとりしていて本が大好きなトモちゃんと、しっかり者でスポーツ万能、元気のいいナッちゃん。「自分でも本当にナッちゃんのことが好きなのかはわからないや。ひょっとしたら憧れなのかも……」私はなんだか不思議な気持ちになりました。私は誰かを好きになったことがないので、トモちゃんの気持ちはよくわかりません。でも大好きなトモちゃんが、これまた大好きなナッちゃんのことが好きなら、それは私にとってもなんだか嬉しいことです。
「女の子が好き」という気持ちは私にはよくわからないけれど、たぶん「男の子が好き」という気持ちとあまり変わらないのでしょう。トモちゃんが私に秘密を教えてくれたことで、より仲良くなれた気がします。「スズならきっとわかってくれると思ってた」と、トモちゃんが私のことを信頼していてくれたのも嬉しかった。早くバレンタインになって、みんなでチョコを交換し合いたいです。まずはママに今日決まったことを言ってみようと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・カヲルーン