<不幸ジマンしたい義母>「苦労話は実の息子に!」嫁が気づいた、いちばんの不幸は!?【後編まんが】
前回からの続き。私はノノカ、30代です。同じく30代の夫のヤスユキと小学生の2人の子どもと一緒に暮らしています。義母(70代)は、うちから車で30分ほどの場所に一人暮らし。夫は三男で、長男と次男家族は遠方に住んでいます。義母は元気ですが、夫から「母さん、寂しいだろうからときどき会いに行ってくれ」と言われています。そのため月に数回訪問しているのですが、行くたびにグチや不幸自慢を聞かされてウンザリしています。ある日、「私の人生ってどう思う?」と義母に言われて、「かわいそうですね。私は恵まれていると思いました」と答えたら、義母も夫も「見下している」とご立腹です……。
夫は、えらそうにアドバイスしてきます。
夫は、実際にお義母さんの不幸話を何度も聞いているわけではありません。だから「母さんの人生を褒める言葉をかけろ」なんて簡単に言えるのです。一人で義実家にいくのも気が引けるので、今日は子どもたちも誘っていこうと思いました。
2人の子どもたちも、義母に会いに行くことを拒みました。しかも娘にいたっては「おばあちゃん雰囲気が暗いから行きたくない」と、ごもっともな理由で義実家への訪問を断ってきました。
というわけで、本日も私一人で訪問です。心を無にするか、心の中で「自分は恵まれている」と呪文を唱えながら聞こうと思いました。そして今日も幼少期からはじまり今にいたるまでの、義母の不幸自慢ストーリーがはじまります。でもふとある考えが思い浮かび、提案してみることにしました。
「もしかして私の話を聞くのがイヤなの? 私は自分の話をノノカちゃんの人生に活かしてほしいのよ」という義母に、今日は「思考を変えてみては?」とできるだけ柔らかく提案してみました。義母は怒りだしましたが、私は話を続けます。
「不幸だった記憶ばかり語っていないで、こうしている今をもっと感謝して生きないと余計に不幸になりますよ!」私なりに義母のことを考えて、もう少し前向きに生きてほしいと思って言ってみました。
いまさら義母になにを言っても響かないのかな……それなら……と私が感じた義母の不幸を指摘しました。
私はもうこれ以上、義母の不幸話を聞くのはごめんなので、実の息子たちを義母に差し出すことに決めました。夫や夫のほかのきょうだいにも、お義母さんの話を聞いてくれるように伝えると申し出ました。
ただただグチりたい義母の気持ちもわかるけど、それを聞かされる方の身にもなってほしいものです。義母の不幸だって、捉え方を変えればステキなこともたくさんあります。自然あふれる故郷に、3人の子どもたち。それなのに不幸話をしたいのであれば、私ではなく実の息子に任せるのが一番! と私は判断しました。
義母に「寄り添って……」なんて言っていた夫も私の気持ちを理解できたことでしょう。これから義母とは、ほどほどの距離感で付き合っていきたいと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・水戸さゆこ 編集・横内みか