<優しい義母のウラの顔>信じない夫「まさか母さんが?」義母の執拗な嫌がらせは続く【第3話まんが】
前回からの続き。数年前の話です。私(シノ)は夫のタクヤと結婚しました。義母はとても優しい人でした。周りの親戚からも「素敵なお義母さんでうらやましい」とまで言われ、恵まれた幸せな結婚生活が送れると思っていました。しかしいざ結婚生活がはじまると、私も夫も多忙すぎて生活がすさみケンカが増えてしまいます。「このままじゃいけない」と話し合いを重ねた結果、私の働き方を変え在宅ワークに切り替えることに。そのことを伝えたとたん、義母の態度が豹変したのです。度重なる義母からの嫌がらせを受け、私は「もう義実家には行きません」と宣言したのでした。
「ごめん! 母さんがおっちょこちょいで……」夫は嫌がらせをするたびにしおらしく謝る義母のことを信じきっています。「わざわざ腐ったお総菜を渡してくるのは、おっちょこちょいのレベルじゃないでしょ?」「本当にごめん。俺が処理するからさ! そんなこと言わないでよ」
「シノも疲れているんだよ。とりあえず今日はゆっくり休んで。あとのことは俺がやっておくし、実家へのことももう少しゆっくり考えよう?」夫は言いますが私は納得できません。その日はいったん話を終わらせましたが、タクヤが義実家に帰るとき私が一緒に行くことはなくなりました。
ある日、ひとりで義実家へ向かった夫。夫の姉や妹から「なんでシノさん来ていないの?」と聞かれ、義母は「私が嫌われても仕方のないことをしたの……」と涙ながらにしおらしく反省してみせたのです。
私は義母と会うつもりもなかったし、今後も義実家に行くことはないと思っていました。それなのに義母はある休日、突然訪ねてきたのです。
義母はケーキやデパ地下のお惣菜を差し出してきました。「……私と仲良くする気がないのは、お義母さんの方じゃないんですか……?」「まぁまぁ。シノもいろいろ環境が変わって戸惑っているところもあるんだよな? とりあえず母さんが旨いものたくさん買ってきてくれたんだし、食べようぜ?」夫がお皿やお茶の準備をはじめたので、私は食器棚の前で伝えます。
「さ、準備ができたわ~。運ぶわね~」そう言いながら大きなお盆を持った義母。しかし私の目の前まで来て大きく手を滑らせます。「キャー!」義母の叫び声とともにお盆に乗っていた食器がすべて落ち、派手な音を立てて割れてしまいました。それは私が「使わないで」と言った食器だったのです。義母は一応、夫にとって大切な親です。夫と結婚している以上、まったく会わないことは難しいかもしれない。今日くらいはお茶を共にしてもいいかな……そんな仏心を出した自分を大きく悔やみました。義母は私が親からもらった大切な食器をすべて割ってしまったのです。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子