<優しい義母のウラの顔>食べかけや腐ったおかず渡され……嫌がらせにはキッパリ宣言【第2話まんが】
前回からの続き。数年前の話です。私(シノ)は夫のタクヤと結婚しました。義母はとても優しい人でした。周りの親戚からも「素敵なお義母さんでうらやましい」とまで言われ、恵まれた幸せな結婚生活が送れると思っていました。しかしいざ結婚生活がはじまると、私も夫も多忙すぎて生活がすさみケンカが増えてしまいます。「このままじゃいけない」と話し合いを重ねた結果、私の働き方を変え在宅ワークに切り替えることに。そのことを伝えたとたん、義母の態度が豹変したのです。
まだご飯をよそっているときに炊飯器のフタを思いっきり閉められたのです。熱い炊飯器に手を挟まれ、私は思わず声をあげます。
「もー! 母さん、気を付けてくれよなー。シノ、大丈夫?」私の声を聞きつけて夫がやってくると、義母は態度をガラッと変えました。「全然大丈夫じゃないじゃない! 赤くなってる! 本当にごめんね! こっちに来て冷やしましょう!!」かいがいしく世話をしはじめた義母に私はあぜんとするばかりでした。
食事中も義母は、お皿に残ったキャベツの千切りや刺身のつま、食べかけのフライなどを私のお皿に盛ってきました。
帰りぎわに義母から強引に渡されたおかずの容器を自宅で開けてみると……。中には腐ったおかずや、カビの生えた果物などが入っていました。
「あ、シノさん? ゴメンナサイね! 私、渡すはずのものを間違えちゃって……。今日は本当に何から何まで迷惑かけちゃって本当にごめんなさい……。中身は捨ててくれていいから」
義母は私に嫌がらせをしたあと、必ずしおらしく謝ってきます。「わざとじゃないの」「本当にごめんなさい」それもすべて義母の作戦なのでしょう。最初は戸惑っていた私ですが、腐ったおかずを渡され、さらにその容器を洗って返せと言われ……。さすがにこれは「わざと」だなと気付きました。義母には申し訳ありませんが、私は何度も嫌がらせをされたままメソメソするタイプではないのです。そっちがそう出るなら、会わなければいいだけ。突然の私の言葉に、夫は焦っていました。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子