<本音?建前?>「座っていて」と義母に言われて、手伝わないと怒られる。何が正しいの?
義実家に行ったときに料理を振る舞われる場合、ママたちには大きな悩みがあるようです。それが「手伝い」について。ママスタコミュニティのあるママからこんな相談がありました。
『義実家に行ったとき「お手伝いをします」と言っても「座っていて」と言われた。そして座っていたら、旦那に怒られた。こういう場合、どうするのが正解なの?』
投稿者さんは忙しく動いている義母を見て「手伝います」と伝えたのですが、義母からはやんわりと断られてしまいました。そのため手伝いをせずに座っていたところ、旦那さんから叱られてしまったそう。投稿者さんは、義母が「座っていて」と言うから座っていただけですから、旦那さんから叱られる筋合いはないと思ってしまいますね。他のママたちも、旦那さんの対応に敏感に反応していますよ。
自分で手伝えばいいじゃない!旦那さんの対応にイラッとする
『旦那が動く。一択だわ』
『正解は外に旦那を呼んで説教。義母が怒るならかわかるけれど、なんで旦那がキレる? それならうちの実家にきたときも、座ってないで動くんでしょ? と』
座っていた投稿者さんを叱る旦那さんに関しては、他のママたちから厳しい意見が寄せられています。義実家は旦那さんの実家ですから、旦那さんが手伝えばすむことですよね。もし旦那さんが座っていて何もしていないならば、投稿者さんに手伝わせるのは筋が通らないのではないでしょうか。それに、妻の実家に行ったときに、旦那さんが手伝うのか? という問題もあります。手伝わないならば、なぜ妻と旦那さんで対応に差があるのでしょう。それを旦那さんに説明してもらうのもよいかもしれませんね。
義母の手伝いをママたちはどう考える?
手伝った方が気持ちが落ち着く
『座っていてと言われても、周りが何かしていると落ち着かないから、手伝っていた方が気が楽』
いくら義母から「座っていて」と言われても、義母や他の人が忙しそうにしていると、なんだか申し訳ない気持ちになってしまいます。やはり手伝った方がよいのかなと心の中でずっと迷っている状態ですから、それならば手伝った方が気持ちが落ち着くのではないでしょうか。
義母から声がかかったら手伝えばよい
『何か手伝うことがあれば言ってください! でよいんじゃない?』
投稿者さんから手伝う旨を話しているので、もし義母に手伝ってほしいことができれば、そのときに声をかけてもらうようにするのもよいでしょう。ただ実際には、声をかけられないこともあるようです。
『キッチンに入られるのが嫌だったり、ペースが乱れるから近くで作業を見られるのが嫌だったりする人もいるしね』
義実家のキッチンは普段から義母が使っている場所でしょうから、他の人に入ってほしくない場合もありますね。義母がキッチンは自分のテリトリーと考えているならば、他の人がキッチンにあるものに触れたり、置き場所を変えられたりするのを避けたいと考えているかもしれません。また、どこに何が置かれているのかを知らない人に対して、いちいち説明するのが面倒と感じることもあるでしょう。
もし自分が義母の立場だったら……
『私自身が姑になってもおかしくない年齢になっているけど、私は「座っていて」が本音。キッチンは狭いし、道具を使われたくない。どうしても何か手伝わないと居心地が悪いならば、息子と一緒に買い物にでも行ってきてほしいかな』
『私が義家族側なら本当に座っていてと思う。あれこれ聞かれながら手伝ってもらうのがストレスだし、その人のやれることを考えながらになるとミスにつながるから。ゴミが出たらゴミ箱へとか、お皿をまとめておいてくれるとか、そこでできる程度のことをしてくれたら、それで十分』
もし自分が義母の立場だったら、お嫁さんの手伝いは不要と考えるママも少なくありません。キッチンに入られることに抵抗があったり、指示をしながら作業するのが面倒と感じたりするようですね。お皿やお箸を並べたり、買い出しに行ったりするなど、調理以外でのサポートの方が助かるようです。
義母はどんな人?それによって対応が違ってきそう
『義母の性格とか関係性にもよるし、正解はそれぞれ。難しいよね』
『正解は家の数だけある。でも、旦那が怒るのが不正解なことだけは確実』
義母の「座っていて」が本心なのか、それとも建前なのかは、義母の性格や義母との関係性によっても違ってくるでしょう。キッチンに入られるのが嫌と思っている場合もありますし、お嫁さんに気を遣わせたくないという考えもあるかもしれません。そのため、義実家での過ごし方に正解はなく、それぞれのママが判断していくことになりそうです。
ただ今回の投稿でママたちが口を揃えて指摘していたのは、旦那さんの対応について。自分の実家なのだから自分で動けばいい! というのがママたちの意見です。女性だけが手伝うことへの疑問は根深いですから、ママたちが旦那さんにピシャリと言えるような世の中になることを願いたいですね。
文・こもも 編集・kunel イラスト・わたなべこ