<既婚の男女、仕事で2人きり>「妻が納得する働き方」誰かを傷つけてまでする仕事とは【後編まんが】
前回からの続き。私はアキ(30歳)。フリーランスで文筆業をしています。夫のシン(31歳)もフリーランスとして働いているため、マンションの一室を事務所にしています。仕事の手伝いとして、フリーの編集者ユウイチさん(34歳)に事務所に来てもらうことがあります。うちには4歳の娘(ユキ)がいて、ユウイチさんの子・アズサちゃんと同じ幼稚園。私はユウイチさんの妻レイコさん(32歳)とはママ友という間柄。なにかあったときはレイコさんとも連絡が取れるので、ユウイチさんが夜遅くまでうちの事務所で仕事をしていくときはメッセージのやりとりができます。仕事の都合上、夜遅くに2人きりで仕事をすることもあるのですが、どうやらレイコさんはこの状況を怒っているようで……。
私は、確かにレイコさんに申し訳ないと思っていました。でも「仕事だから仕方がないだろう」と、変わるつもりがなかったのは事実です。メッセージに対して腹が立ったのは、そんな私の言い訳を指摘されたように思えたからかもしれません。レイコさんの言葉とシンから言われたことを一晩考えて……私はユウイチさんとレイコさんと、話し合うことを決めました。今後も仕事を円滑に進める上で必要だと思ったのです。
レイコさんとユウイチさんの間でもまだまだ話し合いできていない様子です。このままでは夫婦ゲンカに発展しそうな勢いを感じ、私は口を開きました。レイコさんの目には涙が溢れ出していました。ずっと1人で家庭のことを頑張って、嫌だと思うことも我慢してきたのでしょう。私は知らない間にこんなにもママ友を傷つけていた……その事実を、改めて実感しました。今日は誠心誠意謝罪をしたいと思っています。
私は、ひとりよがりだったのかもしれません。そういう仕事をしているからと自分に言い訳をして、配慮すべき人から目を逸らしてきました。私だってママなのだから、レイコさんの苦労は理解してあげられるはずだったのに……。仕事を言い訳にすれば、なんだって許されるわけではありません。それに、誰かを傷つけてまでする仕事なら、よいものとはいえないかもしれないですよね。私はこれからも仕事をしていくなかで、今回のように相手を傷つけることのないように、肝に銘じておこうと思いました。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・もえこ 作画・んぎまむ