<お母さんが2人>娘の結婚式「母への手紙」に涙が止まらない……第二の人生スタート【第8話まんが】
前回からの続き。これは数年前のお話です。私はユウ。夫(タカユキ)は娘のマナが4歳のときに相手が原因で離婚しています。離婚後、夫が30歳、娘が10歳のころに22歳の私と結婚し、3人で暮らすようになりました。しかし娘が20歳になった頃、前妻キミカさんから会いたいと申し出があり、娘は会うことを決断。その後、娘は定期的にキミカさんと会って楽しそうにしています。私はいい気はしませんが、大人になった娘の意思は尊重したいと思い見守りました。しかし……娘は「キミカさんを自分の結婚式に呼びたい」「結婚後はキミカさんの近くに住む」と言いだしたのです。
娘の言葉を聞いて、私はハッとしました。今までの娘の決断は、私を思っての行動だったことを知ったのです。てっきりキミカさんを選んだから、私から離れたいのかと思っていたけれど、そんなふうに考えてくれていたとは……。心の奥があたたかくなるのを感じました。私はそっと背中を押すように、娘を応援する言葉を口にします。私が夫との子どもをつくらなかったのは、「娘のため」と言いながら本当は……。
キミカさんの出現で、血の繋がりを思い知らされた気がしました。ずいぶん落ち込みもしました。けれど娘にとって私が大切な存在である事実は変わりませんでした。もちろんその逆も……。私も娘がとても大切です。思いやりの上で娘が離れていっても、いつでも迎え入れる準備はしておこうと思います。その後、キミカさんからは「結婚式だけ遠目で見させてほしい。披露宴は遠慮します」と連絡がありました。
夫と再婚の日から、大変なこともあったし、娘の子育てについては本当にたくさん悩みました。娘とキミカさんの再会から結婚式までは、自分の存在が否定されてようにも感じ、人生でイチバンと言っていいほど落ち込みもしました。でも私が思っていた以上に娘は私と過ごした時間を大切に思い感謝してくれていたのです。娘と過ごした日々も、悩んだ日々も、いまのためにあると思えるくらい、夫とお腹の子たちとの新しい生活が楽しみです!
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子