<夫と実母の関係が……>偽イクメン、バレバレ!「教えてほしいと言えない」夫の本音【第4話まんが】
前回からの続き。私はイズミ。現在、育休中です。2ヶ月前に次女を出産し、産後は私の実家にお世話になっています。実家はわが家から車で15分ほどの距離。夫・ナオヤは仕事が忙しく、週末に休みがとれたとしても、長女と外出するだけ。正直なところ育児にはほとんど参加していません。私の母は娘や孫可愛さからか、夫を毛嫌いしているような気がしています。次女の産後、その関係性はますます悪化。板挟みのストレスを抱えた私は、友人のヒカリ夫婦に相談をしてみることにしました。そしてある計画を実行することにしたのです。
相変わらず周りの人には「子育てやってるパパアピール」がすごい夫。私のいる前でもこうなのですから、私のいないところだと、おそらくもっと……なのでしょうか。そんな夫に子育てについてのあれこれを質問してくれたのはヒカリの夫タカヒロくん。夫はなかなか質問に答えられず苦戦しているようです。
夫のイクメンアピールも限界。単なる見栄で言っていることは、周りの人にはバレバレでした。そこでちょっと痛い制裁かとは思いましたが、私も本当のことを友人たちの前でつぶやいたのです。
そうして食事会はお開きになりました。ヒカリとタカヒロくんのおかげで、いいきっかけづくりができたと思います。多くの人がいる前で夫婦のことを話すなんて……と思われるかもしれません。でも、こうでもしないと夫は変わらないと私は思ったのです。
ちょっと言い過ぎたかなと思わなくもありません。しかしこのやりとりを機に、夫の本音を聞くことになりました。自分がダメなことは実は夫がいちばん感じている。そして、ダメだと思いつつ、今さら「わからない」「教えてほしい」なんて言えない。きっかけをなくしてしまっていたのでしょう。
私はそのとき夫の育児に対する本音を初めて聞いた気がします。夫はもともと見栄っ張りな性格。正直なところ、育児スキルも低いです。育児スキルが低いというか、そもそもが育児に参加する頻度が低いのです。「こんなパパ、いないほうがマシ」そう思ったときも何度もあります。しかし、それはまだまだ父親として未熟だというだけですよね。私だってまだまだ未熟な母親なのです。必死になって情報を集めたり、友だちにアドバイスを仰ぎながら、子育てをしてきたのです。夫の本音を聞いた今、私は夫をもう一度信じてみたいと思いました。
原案・編集部 脚本・風沢氷花 作画・むらみ 編集・Natsu