サクラサク?咲かなくても大丈夫!受験生母の心得
サクラサク。
最近は受験の合否がネットで見られる学校も増え、便利なような、余白がないような……時代ですね。発表の日、ドキドキしながらその学校の門をくぐり、掲示板の前で息を飲んで自分の番号を探す。結果が残念であっても、また同じ帰り道を歩き、自分の心と向き合う。そんな時間があったほうがいいなと思う私は古いでしょうか。
受験生が家にいると、家族も緊張します。
まず第一に、日本の二月という受験生にとっては不利な、一番感染症の多い時期。それから、「落ちてしまった時の子どもの心のケアをどうしようか」という心配。
目標に向かって努力すること、勝てる!と思って勝負することは人生には大切で、がんばっているわが子をストレートに応援したい!という気持ちはもちろんありますが、同時に、ここに賭けよう!と一点だけを見つめて突っ走ると、ダメだった時の落胆が大きすぎるのでは?と心配にもなります。
■結果が出なかった時にどんな対応をしますか
「いっしょに思い切り落胆して、共感してあげる」
「たいしたことないというふうに振る舞う」
「ご縁がなかったんだね、という」
共感して泣き、ともにまたがんばろうと励ます。
まだまだここは通過地点、たいした挫折ではないよと未来を語る。
自分の力以外のものが働いていて、努力した結果、通らなかったのなら、行くべき学校でご縁のある人たちが待っているよと励ます。
この三つは全くアプローチが違います。
しかしどのアプロ−チも、愛情をもって伝えれば、子どもは受け止めて力にしてくれそうですよね。
■子供は思ったより強いから
落ちたらもちろん悔しい。悲しい。自己否定感も生まれる。
でも大人が思うよりも傷は浅かったりします。この学校に来るためにあっちは落ちたんだ、と思わせてくれる瞬間もきっと来ます。
私自身の経験では、自分の気持ちよりも、家族の落ち込みが気になったし辛かった記憶があります。
親として、子供以上に落ち込む、ということだけは避けたいですね!
■心がやわらかいうちに
人生の早い段階に〜心のやわらかいうちに、親がそばにいてあげられる時期に、まだまだリベンジが効く時期に〜不合格を経験したことは、むしろプラスな面もあると思うのです。
サクラは毎年咲きます!
桜の季節も、もうすぐですね!
文・yuki