<ケチか節約か>「私って、貧乏性だなぁ」と感じる瞬間はどんなとき?エコと貧乏性は紙一重?
あなたは、気がつくとついケチってしまうものはありますか? ママスタコミュニティにはこんな質問が登場しました。
『自分って貧乏性だなぁと思うことある? 私は破れた部屋着をいつまでも着てること。コーヒーを飲みたくても、値段が高いからカフェには行かないこと』
「貧乏性」というと、ケチケチしてお金をできる限り使わないようにする性質、といったイメージでしょうか? 性がつくので、たとえさほどお金に困っていなくとも、ついケチケチしてしまう、抗いがたい「性分」や「質(たち)」という意味合いになるのでしょう。トピックを受け、自分は貧乏性だと名乗りでたママたちのその実態をのぞいてみます。
貧乏性はエコに直結!?
定番はチューブ系や詰め替えパックの使い切り?
『私、普段はか弱い感じなのに(笑)、歯磨き粉やマヨネーズは最後の最後まで絞り出す』
『洗顔料とかのチューブ系は、最後にハサミで切って使う』
『詰め替えシャンプー、詰め替えたあとの袋にお湯を入れて使う』
工夫をしないと、なかなかきれいに使い切れないチューブや詰め替えパックのもの。使い切れない分を「勿体ない」と思うママもいるでしょう。誰でも一度は極限まで使おうとした経験があるのではないでしょうか? チューブ系や詰め替え系にまつわるエピソードは多数寄せられ、まるでエコの代表格のような存在感を放っていました。最後の最後まで使い切ることは、地球に優しいエコ活動とも捉えられそうです。
わが子のお古を再利用して、使い倒す!
『私は娘が使い終わって捨てた洗顔フォームをもらい、絞りとって使う』
『中学生の息子のサイズアウトした靴下、捨てるのが勿体なくて、私が履くことにした』
わが子のお古を使い倒すママも。子どもはきれいに使い切らなかったりしますし、わが子の衣料品がサイズアウトすることもしばしばありますね。それらを再利用するように余すことなく使う。家計を大事にする主婦としての心が感じられますね。
使い切りアイテムも再利用
『使用済みの保存袋は洗ってとっておき、生ごみを捨てるときに使う』
さらにエコ+再利用つながりで、使い捨てのものも一度の利用で終わらせないエコな家事術も寄せられました。ぜひ日々の家事に取り入れたいアイデアですね。
セール品は大好物?何はともあれ、お値段重視
『何か必要なものができたら、まず100均に売っているのでは? と思う癖がついている』
『セール品を買ってから、献立を考える。値引きシールに抵抗がないどころか、ラッキーと思う。定価で買うと損した気分』
『近所のスーパーは夜8時になるとお弁当が半額になるから、店内で待機』
1円でも支払うお金を抑えたい思考や行動を、自分の貧乏性としてあげたママたち。「まず100円ショップを思い浮かべる」「セール品で献立を決める」など、ママたちの日常に節約のルーティンがよく組み込まれていることがよく実感できます。
節約になるのならば、手間や不便も惜しくない
『ポイ活のため、ペットボトル回収機まで15分かけて歩いて、空のペットボトルを持って行く』
『忙しいときはお弁当を買うんだけど、買うのは子どもと旦那の分だけ。自分は冷凍ご飯で適当に済ませる』
節約のためならば、手間や不便さを引き受けるというママたち。そこまでするのは面倒と思う人もいるはずのなか、せっせと取り組む姿にストイックさも磨かれる気がしますね。
なかにはこんな強者も
究極的な貧乏性のママたちも登場。
『日中のトイレは近所のショッピングセンターで済ます』
昼間はお手洗いのたびに、ショッピングセンターまで足を運ぶということでしょうか? ご苦労なことに思えますが、節約できたというお得感があるのでしょうね。
そして極めつけは、こちら。
『道端の草を見て、あれ食べられないかな? と考えちゃう。先日、蛇を見たときにも同じ考えがよぎった』
お得は快感に、損は屈辱に?
『同じものなら少しでも安く買いたいから、ネットで調べまくる。安く買えたら、何とも言えない幸福感で満たされる』
『うちはごみ袋が有料の地域。袋にパンパンにごみを詰められると、我ながら天才的とひとり感心する』
『広告の品を買って店をはしごしたときに2軒目の方が安いと、悔しさで震える。親から喫茶店は高い! と刷り込まれていて、いまだに入るのを躊躇する。貧乏性にくわえて小心者なんだよな……』
自称貧乏性のママたちが、エピソードとともに喜びと苦悩を寄せました。「お安く手に入れられたらお得感」「お高くついたら損した気分」に共感する人は多いでしょう。ただ貧乏性を自称するママたちの場合、その振れ幅は大きいように見えますね。節約が成功したときの快感も人一倍大きいなら、節約にしくじったときのダメージも人一倍大きそうです。でも何にせよ、節約が喜びや達成感に繋がるのは、好ましいことなのかもしれませんね。
貧乏性は合理主義、そして未来に役立つ
そして最後のご紹介は、貧乏性についてこんな考察を繰り広げたママたちのコメントです。
『貧乏性と聞くと、なかにはケチくさいと思う人もいると思うけど……私は単に無駄をなくしたい派! お金に余裕があっても節約する』
『手間と、どれだけ節約できて得するかを天秤にかける。貧乏性って、合理主義でもあるよね?』
『無駄遣いせずに今後に蓄えるのは、良いことだよね!』
貧乏性という言葉自体には、どうしても「ケチケチした」という、ちょっとネガティブなニュアンスが含まれているもの。ですが、自分にとって無駄なものにお金を使わないなどの意識が高い、つまり合理主義者だとの意見には、一理ある気がしますね。貧乏性という性分が、家計や地球に優しい節約やエコにつながるのは、今回のトピックを見ても一目瞭然。未来に活かされるのですから、貧乏性上等、といったところでしょうか? 筆者としては、今回の貧乏性トピックに手をあげたママたちには、ぜひその性分を極めてほしいと思います。
文・みちはら宵子 編集・きなこ イラスト・Ponko
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