<役立つ会話例>反抗期の息子と話をしてもひねくれてばかり!旅行の件、どう話したらいい?
ママスタコミュニティには「反抗期の息子を連れて旅行に行くのだけれど……」という投稿がありました。投稿者さんは旦那さんと高校生のお兄さん、そして年齢はわかりませんが反抗期真っただ中の弟さんの4人で旅行に行く計画を立てています。しかし、弟さんのほうがなかなか素直に旅行の話を聞き入れてくれない様子です。
『「旅先で何を食べたい?」「ご飯」。「どこを見たい?」「目に入ったものを勝手に見るし」。「はあ……もう旅行をやめようか」「は? 俺行くし!? 刺身定食を食べるんだけど」。上手く関われるコツを教えてほしい』
ちょうど弟さんの誕生日のため、初日の食事は本人の希望を優先しようと尋ねてみたところ、このような返答がきたのだとか。どんな質問にも芯を食った返事をしてくれない息子さんに対してどう対応したらいいのか、ママたちにアドバイスを求めていました。
2択で答えさせたり、まともに質問せずにふざけてみては?
『上手く関わってない? うちなんて聞いてもシカトだよ。会話すらしていない。旅行なんて絶対に行ってくれないわ』
『写真なんかも「撮んなよ」ってなる。でも後ろ姿とかでも構わず撮った。「今はそんな時期だったなー」と一緒に笑っている』
反抗期のわが子とのコミュニケーションに悩んだ経験があるママは少なくないでしょう。投稿者さんは、旅行の会話を普通にしたいだけなのにできないとして、息子さんとの関わり方に悩んでいます。しかしママたちからは、「うちは会話すらしていないし、旅行も行ってくれない。上手く関わっているほうだと思うよ」という意見が寄せられていました。また反抗期のお子さんと旅行に行った際に、写真撮影を拒まれた経験があるママも。そんなときでも「今はそういう時期」として重く受け止めすぎず、旅行に行った事実を楽しんでいたというエピソードがありました。
『「こっちとあっちならどっちがいい?」と2択にして決めさせる。「中華と和食どっちがいい?」。「どっちも嫌だ」と言われたら「じゃあ何がいい?」。「何でも」と言われたら「じゃあお母さんが食べたい和食にする!」とか』
『あなたも真面目に質問しないで、ボソっとなにか変なことを言えばいいんだよ。ボソボソと「じゃ、ヘビの踊り定食予約しとくね」とか意味わからないことを言っておく。うちは「食えるかー!」とか突っ込んでくるタイプだな』
それでも投稿者さんとしては、息子さんとある程度の会話はしたいのでしょう。そこで、質問の仕方を少し変えてみるというアドバイスが。「何を食べたい?」という漠然とした質問では、息子さんも考えたり希望を出したりするのが億劫なのかもしれません。そこで2択の質問にしてみると、息子さんが回答するハードルも一気に下がるのではないでしょうか。
また「どうせまともに答えないんだから、こちらもまともに質問をしない」という案も。投稿者さんと息子さんのやり取りを見ていると、親との会話を真正面からすることが照れくさく、どこかひねくれてふざけているようにも見受けられます。投稿者さんも同じ土俵に立って、ふざけた返答をしてみてもいいかも。息子さんのほうから突っ込んできたり、面白がってくれたりする可能性もあるかもしれません。
質問はせずに夫婦の会話を聞かせるだけでも十分では?
『聞かなきゃいいんじゃない? そんな態度でこられても気を遣うし、全然面白くないね。19、17歳の息子2人だけど、私と3人でこの間も旅行に行った。「何を食べる?」となったら全員バラバラで、それはそれでややこしいけどワイワイ楽しかったけどな』
また質問自体をしないという選択肢もあるかもしれません。投稿者さんは少なからず、息子さんの態度に少し傷ついたり、振り回されているのではないでしょうか。しかし今は反抗期で、投稿者さんが望むような会話ができることは少ない時期でしょう。そんななかであれこれ頑張ってみても、投稿者さんが疲れてしまいます。旅行に行くという意思はある様子ですから、わざわざ面倒くさそうにされるような質問はせずに、旅行までやり過ごすのもアリですよね。
『いちいち聞くから怒られるんじゃない? 話したくないだけでしょ。自己主張はするけど責任は取れない時期だから、事前に「あーならいいのね、こーならいいのね」と確認されたら反抗できなくなっちゃうじゃん。夫婦で会話しているだけでいいよ』
また反抗期といえども毎日顔を合わせるわけですから、息子さんも夫婦の会話は耳に入っているはず。投稿者さんと旦那さんが旅行の話をしていれば自然と聞いているでしょうし、そのときに「ご飯はここに決めたからね」と事後報告をする程度でも十分かもしれませんね。
本当に旅行に行きたくないなら行かないよ!
『聞いただけだと可愛いんだけど。本当に可愛くない子どもは行かないからね。 「本当は行きたい」って伝わる。美味しい刺身定食のところを予約してあげたら』
『適当に観光して息子にはあまり干渉しない。息子本人もぶっきらぼうなりに楽しみにしているんだと思うよ。お母さんとしては不安だし不満もあると思うけど、いい旅になるといいね』
『本人も葛藤していると思うよ。決して嫌な目に遭わせようとして言っているんではないよ。反抗期が終わって気づきもある。旅行に行ったら解放感で、話しかけやすくなっていると思う』
『一緒に行ってくれるなんて可愛いじゃん』
投稿者さんの投稿を読むと、息子さんは細かな質問に反抗をしつつも、旅行に行くことについては否定していませんよね。「もう旅行をやめようか」と投稿者さんが口にしたときには、「は? 俺行くし!? 刺身定食を食べるんだけど」と、なんとも微笑ましい返事をしていました。この点についてママたちからは、「旅行を楽しみにしている様子が伝わる」「旅行が嫌なら嫌と言うはず」といったコメントが集まっていました。親に反抗したい気持ちと旅行に行きたい気持ちの両方を持ちながらも、葛藤している息子さんを可愛らしく思うママたちは多かったです。
息子さんとまともに旅行の計画が立てられずにモヤモヤしている投稿者さんの気持ちも、素直になれない息子さんの気持ちもどちらもよくわかりますよね。投稿者さんとしては「上手く関われていない」と不安に思っているかもしれませんが、旅行に一緒に行くという事実があるのですから、もう少しゆったりと息子さんを見守ってもいいのではないでしょうか。息子さんのお誕生日もお祝いするとのことですから、素敵な家族旅行になるといいですね。
文・AKI 編集・kunel イラスト・善哉あん
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