<断れない夫……>義妹を諭す母「おかしいでしょ?」「え?」気まずい空気の末……【第10話まんが】
前回からの続き。最近の話です。私(サツキ)は現在第一子を妊娠中。実家そばに昨年新居を建てて夫のユウスケと暮らしています。ある日ユウスケから「来月、妹のレイナ一家を泊めてほしい」と言われました。私は「絶対に断って」とお願いしましたが、翌日には義母まで直接電話をかけてきて「家族は助け合うもの」と説教され、押し切ろうとしてきます。何度も断ったのですが埒が明きません。なので私も奥の手を出させてもらい、当日は「実家の両親」を呼んでおいたのでした。
所在なさそうに座っている大人たちに、母は話しかけます。
「何も気にしないのはおかしい」? どういうことでしょうか……。レイナちゃんは戸惑います。
「別の所帯の家にお邪魔している。それをしっかり理解して。」母の言うことは真っ当だと思います。レイナちゃんはカンタさんとコソコソ話をはじめたようです。「お兄……あのさ……」レイナちゃんはユウスケにも耳打ちをします。ユウスケはコソコソ話を受けて「…………わかった」と一言。そうしてレイナちゃん一家とユウスケは立ち上がって、出かけようとしたのです。
今回の件は私一人では解決できませんでした。両親を巻き込んでしまって申し訳ない気持ちはありますが、来てくれて感謝しています。母の「問題は解決しないのよ」という言葉を真摯に受け取り、今後のことを考えたいと思っています。……そうしているとユウスケが帰ってきました。「あらユウスケさん、おかえりなさい」
レイナちゃんは不服そうに帰っていったのだそう。兄であるユウスケの家に遊びに来るだけで、こんなおおごとになるとは思ってもいなかったのかもしれません。……けれど、忘れてはいけないのは、ユウスケの家は「私の家」でもあるということです。家主が嫌がっている現状を分かったうえで強行突破してくる義実家の人々に、私はもう未練はありませんでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子