一人行動が好きな息子、修学旅行を休みたいという。理由は班にまぜてもらうのが嫌だから。あり?なし?
学校に通う子どもには修学旅行という大きなイベントがあります。クラスの友達と課外活動をしたり宿泊をしたりするので、楽しみにしている子も多いですよね。一方で、友達との班行動があるからこそ悩んでしまう場合も。ママスタコミュニティのあるママから、こんな相談がありました。
『高校生の息子が修学旅行を休むと言い出しました。どのグループにも属することができず、どこかに「まぜて」もらうことになる。自分が行くと皆の楽しい気持ちを台無しにしてしまうから、休んだ方がよいと思うと言います。確認しても、嫌がらせをされたり悪口を言われたりは全くないそうです。本人が嫌と言うのであれば、休む方がよいのでしょうか』
息子さんはクラスに特別仲のよい友達がいないのか、修学旅行の班にまぜてもらう立場になるといいます。もともと仲良しのメンバーで作った班に、そうではない人が入ってしまうと、お互いに気を遣うことになるかもしれません。楽しいはずの修学旅行が、気まずい雰囲気のイベントで終わってしまうかも……。息子さんはそう考えたのかもしれませんね。そしてそれを避けるために、修学旅行を休むことを希望しています。投稿者さんは本人の気持ちを優先したいようですが、他のママたちはどう考えるのでしょうか。
修学旅行には参加しなくてもよいと考えた人。その理由は?
修学旅行の班はずっと一緒に行動するとあって、班の子たちとの関係性がとても重要になってきますね。普段から親しくしていない人たちと一緒になると、修学旅行中は気を遣ってばかりに……。息子さんにとって嫌な思い出として残ってしまうかもしれません。それならば、いっそのこと不参加にした方がよいとの意見が寄せられました。その理由はどういったものなのでしょうか。
「まぜてもらう」のが嫌
『私も、投稿者さんのお子さんと同じ理由で高校の修学旅行は参加しなかったよ。どこかのグループにまぜてもらって班行動するなんて地獄だよ』
息子さんも気にしている通り、今の状態ではどこかの班に「まぜてもらう」という立場になります。お互いに好んで一緒の班にいるわけではないので、すでに班にいる子たちと対等な立場でなくなってしまいそうです。また相手が気を遣っているのを感じてしまうと、なんだか申し訳ない気持ちになるかもしれません。そんな空気の修学旅行は、息子さんにとっても楽しい思い出にはならないでしょう。
班の子たちにもよくない影響があるかもしれない
『休ませてあげたら? 楽しくない旅行なんか私も行きたくないし。無理に参加させてイヤな気持ちが露わになると、周りにも伝染するよ』
息子さんが気を遣ったり、修学旅行を楽しんでいなかったりしたら、その気持ちは他の子たちにも伝わってしまうことでしょう。そうすると班全体が暗い雰囲気になったり、班の子がイライラしたりしてしまうかもしれません。他の子たちには修学旅行を楽しんでほしいと思うからこそ、参加しないという息子さんの思いも理解できますね。
ただ修学旅行が終わった後が気になる……
『うちは中学だけれど、私が知っているだけで少なくとも3人休んだよ。(学年は3クラス)。休んだ子にはうちの子を含めてお土産を渡したりして、その後の関係も特に変化なく続いているよ』
修学旅行に参加しないと、その後のことも気になりますね。友達との距離も今以上に離れてしまうのでは? という心配もあるでしょう。あるママのお子さんは、休んだ子にお土産を渡すなどして、関係性は崩れることなく続いているそうです。休まず参加したクラスの子たちも、修学旅行を休むことをあまり気にしていないのかもしれません。
不登校気味だった人の体験談
『無理して嫌な旅行をすることはないよ。私も一時期不登校気味で、中学の修学旅行に参加していない。でも、復帰してその後の友人関係も良好だし、修学旅行に参加しなかったことに後悔もない。その先にはまだまだ楽しいことがあるんだし、大学で好きな友達と旅行すればよいじゃん!』
今回のことが心に悪い影響を及ぼして、今後の旅行やイベントが嫌になったりするのはとても残念なこと。この先の長い人生、まだまだ楽しいことがたくさん待っているはずです。これから気の合う人が見つかり、楽しい思い出をたくさん作れると信じてあげるのもよさそうですね。
修学旅行が今後の転機になるかもしれない
『高校の修学旅行でどこのグループにも属さない子が、先生に言われてうちの班にきたよ。うちの班は地味な班だったから、仲良くもならず淡々と過ごした。修学旅行はみんなが楽しみにしているわけではないよね。先生も息子さんにとって一番苦にならない班に入れてくれると思う。経験として行ってきてもよいんじゃないかな』
こちらは、同じような状況を経験した人の体験談です。修学旅行では、その土地の文化に触れたり、外泊をしたりするなど普段の生活とは違う時間を過ごすことになります。しかも集団行動になるので、家族旅行とも違う経験ができますよね。息子さんは辛い修学旅行になると考えてしまったのかもしれませんが、必ずしも自分の想像通りになるとは限りません。今回の修学旅行を経験の一つとして考えるのもよいのではないでしょうか。
『もしかしたら仲良くなるチャンスを逃すかもね。こういう行事でお互いを知ることもあるし。私はそうだった。その後、同じ班だった子たちと仲良くなったよ』
修学旅行中はずっと友達と過ごすことになるので、これまで知らなかった別の面が見えてくることも。話してみると自分と気が合う人だった! という場合もあるかもしれません。今後の学校生活にもよい影響を及ぼすような、新しい発見が得られる可能性もありますね。
ほかにも今回のトピックには、「修学旅行に行かなかった人」とともに「実際に班に混ぜてもらった人」の体験談が寄せられていました。他の人のことを考えられる優しい息子さん。正解はありませんが、実際の体験談を見て判断するのもよさそうです。
文・こもも 編集・kunel イラスト・Ponko
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