<高校生の修学旅行>お小遣いが残ったら、返金してもらう?それとも子どものお小遣いにする?
子どもが修学旅行に行くときには、お土産を買ったり、自由行動のときにいろいろな体験をしたりするため、お小遣いを持っていくことになるでしょう。しかし金額は学校が決めることも多く、使い方によってはお小遣いが余ることもありますよね? そのような場合、余ったお金はどうすれば良いのでしょうか。ママスタコミュニティにもあるママから、このような質問が寄せられています。
『高校生の子が修学旅行に行きます。お小遣いについて、私とわが子、義母のあいだでこんな会話がありました。
私:「修学旅行のお小遣いはいくら必要なの?」
子:「欲しいものがないから、あまりいらないんだよね」
私:「例えば決まりが2万円なら2万円渡すし、余ったら自分のものに使って良いよ」
子:「本当!? 冬休みに友達と遊ぶために、そのお金残しても良い?」
私:「良いよ!」
義母:「ダメよ! 修学旅行のために渡すお金なのだから、お釣りは返しなさい!」もしかして私は甘いのかな? お小遣いは私が働いたお金から渡します。義母はたまたまその場にいただけで、お小遣いはくれません』
冬休みに友達と約束のある子どもからすれば、修学旅行より遊びにお金を使いたくなる気持ちもわからなくありません。そのような気持ちを考えて、投稿者さんは残った分を「自由に使っても良い」と伝えたようですが、義母は「残ったお金は返金するべき」と正反対のことをお子さんに話したそうです。投稿者さんと義母で考え方が全く違う様子が伺えますが、他のママたちは修学旅行のお小遣いの残りをどう考えるのでしょうか?
2万円は子どもにあげたお金。そう考えると……
『2万円でお土産やその後の遊び代などやりくりして欲しい』
『お友達と遊ぶことを考えて残せるなら良いと思うけれど』
『もう高校生だし、自分で考えて使えば良い』
2万円を修学旅行のお土産代などに使ったとしても、その後の遊びに使ったとしても、その使い道は子ども自身が考えることです。修学旅行先で欲しいものや必要なものをしっかりと考えてやりくりをしながら買うのは、子どもにとっても良い経験となるでしょう。やりくりのなかに冬休みのためのお金が入っていても、問題ないと考えるママも少なくないようでした。
『お小遣いの額が決まっているなら、その額を渡した時点でその子のものになるから返してなんて言わない』
『お小遣いとして渡すのに、返さなきゃならないなんて意味わからない』
また、「たとえ余りだとしても、子どもにあげた以上返すよう求めるのは、いくら親でもやりすぎでは?」という意見もいくつかありました。もしなんとなく自身の方針が不安になってきたのであれば、「使い方に口出ししないのと同じように、残った分の使い方も任せてみた」と考えてはいかがでしょうか。
残ったお金は返してもらうママも一定数あり。その理由は?
しかし残ったお金を子どものものとする考えがある一方で、「修学旅行のお金は遊びのお金と別に考える」という意見も一定数出ています。どのような理由があるのでしょうか?
お小遣いのなかで計画的にお金を使ってほしいから
『修学旅行という名目だから出すお金。修学旅行先で楽しむためのお金なのだから、残ったらもらえるから残すは違う。計画的にお金を使うことの勉強でもあるのだし』
『修学旅行のお小遣いは修学旅行で使うものだと思うよ。決められた予算の中で、誰に何を買うかという経験をさせるためのものでもあるかと』
修学旅行のお小遣いは、普段行かない場所へ行くうえに金額も多く、数日間のなかで、「何にいくら使うのか」や「使うペース」などを考える機会にもなります。そのためママたちが言うように、実際のお金の管理の仕方なども学ぶ絶好のチャンスでもあるのかもしれません。あくまで修学旅行で学ぶためのお小遣いなので、遊びのお金と別物として考えさせる。これも良い考え方なのかもしれませんね。
残ったお金がもらえるからとケチってほしくないから
『修学旅行を楽しむためのお金だから、「残った分は自分のお小遣い」と言われたら、なんとなく使うのを控えてしまいそう』
『修学旅行は人生で学生のうちの数回しか経験できないことだから、ケチって買い物をしたり、冬休みの遊びのために残そうとしたりするのは嫌だと思う』
いくら修学旅行より冬休みにお金の使い道を見出していたとしても、修学旅行で残ったお金をもらえるとなったなら、より多くのお金を残そうと節約ばかりしてしまうこともあるのかもしれません。そうなると、お土産代やその土地での食事代、下手したら友人との思い出にまで出費を避けたがってしまう可能性もでてきます。修学旅行は学校生活のなかで数少ない大きなイベントの1つ。そのときにしかできない経験があるのだから、使うべきところにしっかりと使ってほしい。このような親としての願いもとても理解できますね。
修学旅行には特別な意味がある。お小遣いも含め学びの機会では?
『お土産もそうだけれど、新しい体験をしてきてほしいし、普段だったらしないことを体験してほしい。お小遣いは経験を買うお金というイメージ。だから上手く使いきってほしい。極端な話になってしまうけれど、修学旅行先で少し高くてもその土地の食べ物を食べたりするのも経験なのに、コンビニのおにぎりで済ませてお金を残すみたいなことになっても困る。子どもは経験が少ないし、人は経験しないことに興味を持つことは難しい。修学旅行は、「経験を買うことで自分の世界が広がることを実感できる学び」だと思っている』
修学旅行は普段の学校生活とは違い、机の上で学べない経験もその日々のなかにたくさん詰まっています。行った先の食や文化に触れられるのはもちろんのこと、自分で興味をもったことを実際に経験することによって、今後の視野を広げられることだってあるのかもしれません。なにごとも子どもにとってのかけがえのない経験、その経験をするためのお小遣いと考えたなら、自分でどう有意義に使うか考えることも勉強となるはずです。
お金の管理を含め、学びの良い機会。残った小遣いをあげるか返すかの議論の前に、修学旅行に対するママの願いを子どもに伝えてあげても良いのかもしれませんね。もし具体的に話すのが難しければ、自分が修学旅行に行ったときにこんな経験をして楽しかった、こんな美味しいお菓子を食べたと話すだけでも良いでしょう。子どもに修学旅行の楽しさを考えさせることによって、子ども自身もきちんと修学旅行の意味を見出そうと努力するようになるのではないでしょうか。
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