<兄のメンツ?>お祝い金を贈るのは、いつもわが家。失礼な義弟夫婦に出産祝いをあげたくない
どんなに仲よしのきょうだいだったとしても、結婚してお互いが家庭を持てばそれまでと同じようにはいきません。つきあい方にはそれぞれのパートナーの価値観も大きく影響してくるでしょう。
半返しも出産祝いもくれない義弟夫婦。なぜうちばかり?
お祝いごとや子どものお年玉など、金銭のやり取りはその最たるものかもしれません。ママスタコミュニティには、出産祝いにまつわるこんな投稿がありました。
『2年半前に義弟(夫の弟)夫婦に子どもが生まれ、出産祝いとして5万円を包みました。半年後、私たち夫婦にも双子が誕生。義弟夫婦からは何ももらいませんでした。最近、義弟夫婦にふたり目が生まれると聞きましたが、正直出産祝いをあげる気になれません。夫にそれを言ったところ、「俺の財布から出すからあげよう」。モヤモヤします』
三兄弟の長男で弟に甘いダンナさん。カッコいいところを見せたい思いもあるようです。両家は近所ではないものの同じ県内住まいで、顔を合わせる機会も少なくないとのこと。
「夫の財布とはいえ、わが家の家計。こちらはもらってもいないお祝い金をまた出すのは、納得がいきません。私だって本当は気持ちよく出してあげたいけれど」と、投稿者さんはいいます。
『ダンナさん、お人好しにも程があるわ。「自分の家族を大事にしなよ」と言ってやりたい。義弟夫婦も兄夫婦をバカにしているの?』
モヤモヤする投稿者さんに同情するコメントがたくさん寄せられました。
『あげる意味がわからない。お金がもったいない』
どうやら義弟夫婦からは、最初の出産祝いの半返しさえもらっていないようです。投稿者さんが双子を出産したのは、その半年後。つまり義弟夫婦は自分たちがお祝いをもらったときには、「次は投稿者さんたちの番」と知っていたはずですね。すべてをスルーしている義弟夫婦にこの上また出産祝いをあげるのは、たしかに「もったいない」気がしてしまいます。
誰かがこっそりお祝いを着服?もしもの可能性をチェックしよう
投稿者さんは「出産祝いをあげた」→「半返しももらっていない」→「こちらも出産したのに、何ももらっていない」→「また出産祝いをあげようとしている」という展開に、モヤモヤしています。ただ、もしかすると見えていない事実がこの過程に隠されているのかもしれません。
『義弟からお祝いは、本当にもらっていないの? 義弟はお祝いをダンナさんに渡して、ダンナさんが自分の財布にそのまま入れちゃった可能性は? 故意かうっかりかは、わかりませんが』
『最初に義弟夫婦にあげた出産祝い、義弟が自分のものにしていない? それを向こうの奥さんは知らないのでは』
『お祝いあげたのがダンナさんだけ、あるいはダンナさん&義母からもらったと、義弟夫婦が考えていたら? それでお返しやお祝い金が義母さんのところに行き、投稿者さんのところに来ていないのかも』
男性陣が自分の財布に入れた。投稿者さん夫婦へのお返し・出産祝いは、義母のところに行った。なるほど、たしかにその可能性はなきにしもあらずです。
ただ、投稿者さんはこのあたりはすでに確認済とのこと。ダンナさんは「俺はもらっていない」と断言したし、性格的に嘘をつくとは考えられないそう。さらに最初の出産祝いは、赤ちゃんを見せてもらったときに直接手渡ししたのだとか。となれば、勘違いは生じようもありません。
「義弟の奥さんもお祝いについて何も言ってこないのが、不思議ですが……」と、投稿者さん。
「こうしたことを、お金がもったいないとか面倒だと考える人は一定数いる」というコメントもありました。同じ家に生まれ同じ環境で育った兄弟でも、価値観にズレがあるケースは考えられます。さらにそのパートナーである、妻の考え方も影響しているのかもしれません。
これからは家と家とのつきあい。優先すべきは弟ではなく、妻では?
こんな疑問もありました。
『最初の出産祝いの5万円は、ちょっと高い気がする。相場ですか?』
地域や環境によっても差はありそうですが、たしかにそんな気もします。兄としての気遣いもあったでしょう。
『まともな相手なら「双子だったらもらった倍額を贈らなきゃいけない?」と、悩むような状況。相場以上の金額を包んだのは、投稿者さん夫婦もちょっと配慮に欠けたかも』
とても好意的に解釈すると、義弟夫婦は「そんなに大金を贈らなくてはいけないの?」と悩むうち、ついうやむやになってしまった……。の、かもしれません。
真相はわかりませんが、贈るお祝いが高額だと相手が悩む場合はたしかにありそうです。
『兄弟間で収入格差があるのかは、わからないけど。でも「兄弟に子どもが生まれたら5万円」は、平均年収世帯だとなかなか厳しい習慣だと思う。お互いのためにもレベルを下げてみたら? 相手から返ってくるかもしれないよ』
コメント欄で目についたのは「今回はお金じゃなく、品物で」「5,000円くらいの品物で十分」といった声でした。「何もあげなくていい」という意見も多かったのですが、それではダンナさんの気が収まらないかもしれません。
『ダンナさん、甘すぎる。今回の出産祝いだけならともなく、この先のお祝いごとはどうしていくの? お年玉とかは? こういうのは最初に決めておかなきゃダメ。夫の財布の問題じゃなく、家と家のおつきあいなんだから』
兄として弟によいところを見せたいのかもしれませんが、子ども関係やお祝いごとは個人ではなく「家と家」のおつきあい。金額が高すぎれば相手にも気を遣わせますし、自分のパートナーがモヤモヤすることになります。今ダンナさんが最優先しなくてはいけないのは弟ではなく、妻である投稿者さんです。
それほど祝ってあげたいのなら兄と弟という個人対個人で、ちょっと高級なお店で弟さんに食事でもおごってあげてはどうでしょう? そのときは、もちろんダンナさんのお財布から。これなら投稿者さんも納得できそうですが、いかがでしょうか。
文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・Ponko
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