1500人超のママが回答!真剣な話なのに「はい論破!」と子どもに言われたら?<ママのリアル調査>
相手の主張を軽く一蹴しようと「それってあなたの感想ですよね?」と発言したり、会話中に相手を言い負かそうと「はい、論破!」と言い放ったりする子どもたち。いずれもテレビやネットから始まった言葉ですが、小中学生の一部で流行し、親や先生を困らせていると話題になっています。そこで今回ママスタセレクトでは「真剣な話をしているときに、子どもが『それってあなたの感想ですよね?』『はい、論破!』と言ってきたら?」というアンケートを実施しました。回答に「戸惑う・心配する」「叱る・言い返す」「相手にしない」「その他」を設定したところ、1,500人を超えるママたちから率直な意見が寄せられました。
「戸惑う・心配する」を選んだ人は14.7%
227人(14.7%)のママたちは「戸惑う・心配する」と答えます。
『どう対応していいのかわからない。頭ごなしに叱ってもよくないと思うし』
わが子の態度にどう反応していいのか戸惑う様子が伝わってきます。
『どうしてこんなことを言うようになったんだろう? 学校の友達の影響? などと考える』
『ネットに毒されてるようで心配』
友達の影響? ネットの影響? などママが気がつかないうちに悪影響を受けているのでは……と心配を隠せないママたちもいるようです。
「叱る・言い返す」人は36.2%に
「叱る・言い返す」を選んだママは558人(36.2%)と3割を超えました。
叱る内容は……
『楽しいときと真剣なとき、言葉の使い分けを教えておきたい』
言葉を正しく使い分けてほしい、と考えるのはもっともです。そこにはこんな深い理由もあるようで……。
『人はそれぞれ価値観が違うものであって尊重しなければならないと教えたい』
『自分が同じこと言われたらどんな気持ちになるか考えなさい、と諭しました』
友達同士であっても親子であっても、相手の気持ちを考えて会話をするのは大切なことでしょう。相手を言い負かして優位に立とうとすることに何のメリットもないことを、ママたちは教えておきたいと強調します。なかには「いちいち論破してたら友達いなくなるぞと教えてあげる」という人も。わが子には人間関係において最低限のルールやマナーを教えておきたいですよね。
言い返す理由は……
言い返すママにもこんな理由があります。
『論破には論破で受けて立つ』
『論破し返して、イヤな気持ちになるでしょう? と諭します』
「叱る」と答えたママたちと同じように、相手の気持ちを考えることの重要性を説きたいということですね。
もっとも多いのは「相手にしない」と答えたママたち
567人(36.8%)のママたちは「相手にしない」と答えます。「叱る・言い返す」を選択したママたちと僅差の割合で、こちらも3割を超えました。
『反応すると子どもが余計に喜びそうだから。淡々とその言い方は嫌だと伝える』
『相手が怒ったり嫌がったりすることを期待しての言動だと思うので、スルーするのがいいかな、と思う』
「反応すると調子に乗るから」というコメントもあります。発言する子どもたちには大人の反応を面白がっているところもありそうです。大人の側が相手をしない、挑発に乗らなければ、つまらないと感じて言わなくなることもあるかもしれませんね。「小学校教員です。小学生に言われましたが、すべて無視して話しています」という経験談も寄せられました。何を言われても相手にしない、優れたスルー力でかわす先生には脱帽です!
笑い飛ばす余裕のあるママたちも
「その他」を選んだママは190人(12.3%)。そこには心の余裕すら感じられました。
『そんなことを言ってくるようになったのか! と感心しつつ面白くて笑ってしまう』
『YouTube見すぎ! と笑い飛ばす』
わが子に何を言われても“どこ吹く風”の余裕のママたちです。「相手にしない」と答えたママたちと同様、わが子の発言にいちいち反応しない、動じないのが鍵のようです。
「子どもとどう対話を重ねていくのか」を考えるきっかけに
今回「戸惑う・心配する」と回答した人はもちろん、「叱る・言い返す」と答えた人からも、戸惑いや困惑する様子がうかがえました。わが子の発言に対して、イラっとする、腹が立つというコメントは見受けられず、これを機に子どもを諭したいという回答が多かったのが印象的です。
「叱る」場合も「相手にしない」場合も、求められるのは親のコミュニケーションスキルかもしれません。どのように子どもと会話を重ね、向き合っていくのか。親の態度や反応によって、この発言が子どもの学びの場になるかどうかが決まるといっても過言ではなさそうです。戸惑うママたちがいた一方で「そういうことを言いたい年頃なだけ」「流行りだから仕方ない」と達観しているママも少なくありませんでした。相手の気持ちを考えて発言する大切さを教えながらも、流行りの言葉を使うのはいっときのこと、と深刻に受け止めすぎないことも大切なのかもしれません。
総回答数:1,542票
調査方法:インターネット
調査・分析:ママスタセレクト編集部
文・編集部
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