<余計なお世話>【後編】参観の様子を報告するしつこいママ友。子どもに思いを聞いてみたら……?
前回からの続き。フルタイムで働く投稿者さんには、小学4年生のお子さんがいます。お子さんの学校では月に1度のペースで参観日があるのですが、仕事が休めず参観日に行けないこともあるようです。しかし“参観日に重きをおくママ友”から「お子さん頑張ってたよ」「ママに来てほしいんだよ」などと、しつこいLINEが送られてくるようなり困っています。トラブルになりたくないため、スルーしていた投稿者さんですが、ついには「育児に無関心なのでは?」と疑うようなメッセージまで届くようになりました。ママ友からの余計なお世話に、投稿者さんはうんざりした気持ちを抱えています。
子どもは参観日に来てほしい?
さてここで、あるママたちからは「子どもは参観に来てほしいと思っているかも……」とのコメントが寄せられました。
『わざわざ言う必要はないけど、子どもは来てほしいと思う。親が来るの遅くなってて、不安そうな顔で待ってる子もいるよ』
『私の親も参観に来なかったけど、本当は来てほしかった。親には言わなかったけど。参観に来てる親が半数以下とかなら気にしないけど、8割9割くらい来てたから、本当に参観日が嫌だった』
こちらのママたちは、「投稿者さんのお子さんは参観日に来てほしいのでは?」と考えています。ママ友がわざわざ投稿者さんにお子さんの様子まで報告してくるのはおせっかいではあるものの、「ママに来てほしかったんだよ」との言葉は、お子さんの気持ちを代弁していると感じたようですね。しかしこの意見に対して、真っ向から否定する声もあがりました。
『私は子どもの頃、親に来てほしいと思ったことなかった。来たら来たで別にいいけど。こういう子もいるんじゃない?』
『私は子ども時代、参観日に来てもらえなかったけど、「親は仕事してるんだ」って誇りに思っていたよ』
参観日は親に来てほしいはず……と考えるママがいる一方で、「子どもの頃は来てほしくなかった」と主張する人たちも現れました。まさに考え方や家庭の方針はさまざまだというのがよくわかりますね。どちらにせよ「絶対こうだよ」と決めつけてしまうのは、「投稿者さんのママ友の発想と同じ」だと言わざるを得ません。
大事なのは親子でコミュニケーションが取れているかどうか
投稿内でも参観日は親に来てほしい、ほしくないで意見が対立。この展開に投稿者さんからは新たなコメントが寄せられました。
『うちの子、参観日はどうでもいいらしい。でも「マラソン大会は絶対に来て!」って言う』
投稿者さんのお子さんは参観日に来てほしいとは思っていないようですね。その代わり年に1度あるマラソン大会は「絶対見にきてほしい!」と言っているそうで、投稿者さんも毎年必ずマラソン大会は見に行っているとのこと。
『分かるよ。別に子どもに無関心なわけじゃなく、普段から ちゃんとコミュニケーション取れてるからこそ、そういう行動がとれるんだよね』
『親子で話し合って決めたことなら他人が言うことじゃない。たぶんママ友は、他人の子を可哀想扱いすることで自分の子育てを肯定したいだけ』
投稿者さんのコメントに対し「ちゃんと親子でコミュニケーションが取れてるんだね」と安心したような声も寄せられました。投稿者さんとお子さんの間でしっかりと意見が交わされてのことですから、他人であるママ友が口出しをするのはやはり違いますよね。ひょっとしたらママ友は自分自身の子育てを否定されたくないために、投稿者さんの考え方に口出しをしているのかもしれません。
私なら、ママ友にこう伝えます!
『揉めたくない相手なら、遠慮がちに言うしかないよね。本当はもっとズバッと迷惑なんだよって言いたいけど』
『「子どもも来てほしいとも思ってないし、家族で話はついてるんだよね。それに仕事が忙しくて参観日に行くほど暇じゃないから」ってLINEして、次からは適当なスタンプ押してスルーするのが一番』
『「もう参観日のことでLINEくれなくて大丈夫よ~。うちはうちでちゃんと話し合って結論出てるから。よそ様に迷惑かけるつもり無いし、うちの子のことは気にしないで!」って私なら送るな』
考え方が違う同士では、お互いの意見をぶつけ合うと揉め事に発展してしまう可能性もあるでしょう。とはいえ、相手の一方的な主張だけを聞かされるのも嫌気が差してしまいそうです。ママ友がどう反応してくるかはわかりませんが、正直な気持ちを伝えてみることを勧める声もあがりました。家族でコミュニケーションがとれていることがママ友に伝われば、これ以上、なにも言ってこないかもしれません。しかし、冷静に伝えてもなお反論をしてくるようであれば、思い切って「疎遠」という選択肢もありそうです。
ママ友から参観日に来ないことをしつこく指摘されて、うんざりしていた投稿者さん。お子さんと話し合ったうえでの方針ならば、他人がどうこう言うことではありませんよね。たとえ100%の善意だったとしても、「考え方や価値観は人それぞれ違う」ということを理解しないと、大きなトラブルになってしまう可能性もあります。余計なお世話をするママ友にならぬよう、気をつけたいですね。
文・みやび 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko
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