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5割超のママが「預貯金」と回答。将来のお金の不安解消のためにしていることは?<ママのリアル調査>

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円安に物価高にと、これからの経済や家計に不安を覚えているママも少なくないのではないでしょうか。今回ママスタセレクトでは「将来のお金の不安解消のために何をしていますか? 何を一番不安に思っていますか?」というアンケートを実施。選択肢に「預金や貯金」「投資」「保険」「その他」の4つを設定したところ、1,100人を超えるママたちからの回答が寄せられました。

5割超のママが「預金や貯金」と回答!

202307_3_将来のお金について
「預金や貯金」を選んだママは651人、全体の55.4%と過半数となりました。

『子ども3人分の学費のために3人分の積立貯金をしている』

『大学の学費が心配なので今はできるだけ節約して貯蓄している』

預貯金はもっとも手軽で馴染みのある方法といえるのかもしれません。子ども名義の口座を開き、そこにわが子が将来使うであろう学費分をまとめているという人もいました。

投資で資産を増やしたいと考えている人は2割弱

一方で、232人、19.8%のママたちは「投資」と回答しました。

『つみたてNISAをしている』

『子どもの教育費がどれくらいかかるか不安だからジュニアNISA』

投資で多く寄せられたのは、NISAの活用をしているという声です。一定金額の範囲内で購入した金融商品から得られる利益が非課税になるNISA。一般NISAのほか、つみたてNISA、ジュニアNISAとそれぞれに使いやすいかたちを選択できるのも人気の理由かもしれません。

ほかにも、

『このままだと日本全体が貧しくなると思って、ドルや海外株への投資の比重を増やした』

と積極的に資金を動かし、運用を始めたという声も届きました。

※NISAは2024年から制度が改正されます

保険を選択した人も2割弱

「保険」と答えたのママは214人、18.2%。投資と答えた人と同様、2割弱のママたちです。

『子どもの進学費用を貯めるため学資保険の積み立てをしている』

『子どもの大学費用までを考えて、外貨の積み立て保険に加入している』

『万が一、片親になってしまっても学ぶことを諦めずにすむよう、高めの保険をかけている』

教育資金を貯めることが主な目的の「学資保険」、保険を備えつつも貯蓄のできる「積み立て保険」を利用しているという家庭も。また積み立て保険では「子どもの学費を、外貨建ての保険で備えている」という声が複数寄せられました。

また自身の将来のために、こんな工夫をしている人もいます。

『退職後の資金が不安なので、若いときから個人年金保険を始めて60歳、65歳と満期をずらして受け取れるようにしている』

皆さん使う目的にあわせて、さまざまな工夫をしているのですね。

お金の不安を解消するために複数の方法を組み合わせ

「その他」を選んだママは78人。全体の6.6%にあたります。

『学資保険、変額保険、つみたてNISA、貯金』

『保険とつみたてNISAと財形』

『貯金と学資保険をかけている』

このように、複数を組み合わせて資産運用をしているママたちもいました。リスクの分散と同時に、少しでも利益の得られるものを選びたいという本音もあるのでしょう。

『株を保有している。イマイチ運用法がわかっていないけど……』

こちらの方以外にも、株式運用をしている人がいました。

依然として預貯金を選択する人が多い

今回のアンケートでも55.4%という過半数のママたちが、将来のお金の不安解消のために「預貯金」をしていると回答しています。お金を運用するよりも、預貯金で守っていこうと考える人が多い傾向にあるようです。預貯金に馴染みがあればあるほど、資金を動かす・増やすことには抵抗があるのかもしれません。また増やすための手段として、どの金融商品を選べばよいのかわからない、どのように始めたらよいのかわからない、といった思いをもつ人も少なくないのではないでしょうか。

自身の踏ん張りと同時に社会的な支援も必要

今回のアンケートを通じて、ママたちが感じている「将来のお金の不安」の要因は大きくわけて2つあることが見えてきました。ひとつは子どもの教育費、もうひとつは自身の老後の資金です。

『子どもの教育費にどれくらいかかるかが不安』

『老後の資金が不安』

けれどママたちは、ただ手をこまねいているわけではありません。預貯金、保険、投資……とありとあらゆる手段をもって、備えようとしています。さらには、

『ひたすら稼ぐ』

「副業をはじめた」「仕事を辞めない!」「健康に働けるために体調管理」という声も聞かれます。こうしたママ・パパの踏ん張りも大切ですよね。令和5年6月には政府が「こども未来戦略方針」を発表しました。経済的支援など子育て世代への支援が計画されています。ママ・パパの頑張りと同時に、社会全体でこれからの日本を担う世代を支えていく制度の充実にも期待したいところです。

【アンケート概要】
総回答数:1,175票
調査方法:インターネット
調査月:2023年7月
調査・分析:ママスタセレクト編集部

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文・編集部 イラスト・Ponko

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