<大学生の娘がデキ婚!?>悔しい「大切に育ててきたのに!」きっと娘は苦労する……【第5話まんが】
前回からの続き。数年前の話です。私はシズカ。元夫と離婚して必死で娘のアンナを育ててきました。ある日アンナから4才年上の彼氏(ソウタくん)の子どもを妊娠したので、大学を休学したいと告げられます。2人が付き合い始めたとき「卒業までは学業優先。間違っても在学中に妊娠、結婚なんてことにならないように」と、あんなに念押ししたのに……! 裏切られた気持ちでいっぱいになってしまった私は、怒りのあまりに「今までの学費をすべて返して」「残りは彼氏に払ってもらいなさい」と言ってしまいました。傷ついたアンナは家を出ていってしまったのです。
以前、私はアンナに「恋愛と結婚は別」という話をしています。
恐らくアンナは結婚したら、ソウタくんのお母さんと同居になることでしょう。ソウタくんと一緒に、お母さんのサポートをする日々。子どもが産まれた後、復学なんてことになれば、アンナの苦労は目に見えているのです。産まれてきた子どもを保育園に入れて復学したとしても、子どもの面倒を見ながら勉強をするのは並大抵なことではありません。そばでアンナをサポートしてあげられる人が必要です。
ソウタくんのお母さんにサポートを頼むことは難しいはず。となると、私がやらないといけないかもしれません。
(アンナにソウタくんを紹介してもらったとき、しっかりと釘を刺しておいたのに。結局先のことを考えないで行動してしまう浅はかさにガッカリだわ……)後悔ばかり募ります。
このままだと、一番いいのは子どもを諦めることです。「……なに? 堕ろせって言ってるの?」アンナの顔が浮かびました。私だって本当はそんなことは考えたくありません。愛する娘の妊娠。本当ならばとても喜ばしいことなのに……それを素直にお祝いできない状況が悲しいのです。
アンナの妊娠が分かった以上、どんな結末を迎えるにしても「何もなかった」ことにすることはできません。まず先に私のもとへ挨拶にくるのが礼儀ではないでしょうか。もちろん妊娠してしまったのは、ソウタくんだけのせいではなくアンナにも責任はありますが……。
これからアンナの人生に待ち受ける苦労を考えると、悲しくてやり切れません。しかもソウタくんからはいまだ何の連絡もないのです。大切に育ててきた娘が、こんな事態に見舞われようとは……。私は悔しくてたまりませんでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子