<大学生の娘がデキ婚!?>思いがけない娘の告白「休学させてください」裏切られた!【第3話まんが】
前回からの続き。数年前の話です。私はシズカ。元夫と離婚して必死でアンナを育ててきました。無事に第一志望の大学へ進学したアンナは、勉強にバイト、サークル活動にと充実した日々を送っていました。4歳年上の大学院生の彼氏(ソウタくん)もでき、順風満帆な大学生活でした。ソウタくんはちょっと頼りなさそうではありますが優しそうな青年。私は2人に「学生のうちは学業を優先して、ちゃんと卒業すること」と念押ししたのでした。
私が夕飯の準備をしていると、アンナが帰宅しました。
「大学3年生の夏ごろから、インターンシップが始まるじゃない。お母さんの同僚のお嬢さんも、大学3年の夏からいろいろな企業のインターンに申し込んで、就業体験してから就職先を探したって聞いていたから」と、話をしたところアンナは黙ってうつむいています。私は何やら嫌な予感がしました。
一体どうして……。アンナの口から出た「休学しようと思っている」のひとことに私は言葉を失います。
しばらく沈黙が続いたあと、アンナが口をひらきました。
「……あのねお母さん……私」そこまで聞くと、母親の勘が働きました。この数秒間であの日のやりとりが頭の中を駆け巡ります。それはアンナがソウタくんを紹介してくれたときのこと。2人に学生のあいだは学業を優先しなさい。学生のうちは親に養ってもらっているってこと、忘れないように。間違っても、子どもができて中退とか急に結婚したくなったから退学したいなんて中途半端なことはやめて……と。
アンナが話し出したとき、きっとそうなんだろうと予感はしたもののショックが大きすぎました。約束したのに。こういうことが起こらないよう、あのときしっかり釘をさしておいたのに……! 私は怒りで震えが止まりません。今までアンナの将来のために必死で頑張って働いてきました。学費の支払いも終わりが見えてきたというところで、アンナの妊娠がわかったのです。信じていた2人に裏切られてしまったような気持ちでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子