<高1息子が不登校に……?>回り道も寄り道もムダじゃない!息子の決断を応援する【第10話まんが】
タクトが学校を休みはじめて2週間ほどがたちました。まだ学校に戻る素振りも、今後に関して何か言うこともありません。タクトには不安な気持ちを見せないようにしていましたが、正直心の中では案じていました。このまま不登校となるかもしれないという覚悟を持ち始めてもいます。タクトは私たちの言いつけを守り、規則正しい生活をして家事も行っていました。今日は食卓に漬物を出してくれます。洗濯や掃除もこなしていましたし、タクトの隠れた能力にびっくり。
夫はタクトが自分で道を切り開くと信じていました。そして……タクトの口から将来に関することが出ました。「大学で農業を勉強したい」以前もその話を聞いたことがあります。ただそのときはまだ決めかねているけど、といった感じでした。高校を休んでいる間に、どんな道に進むかの意志が固まってきたようです。タクトの目に輝きが戻ってきたように見えました。
タクトは昔、おばあちゃんの家に行ったときに見た野菜の収穫が忘れられないそうです。見渡す限り広がる畑の美しさや、新鮮な野菜の生命力に感動したのかもしれません。将来、農業を営んだり新種の開発に携わったりするのも素敵ですよね。タクトには無限の可能性があります。タクトは夢を追いかけるために、また学校に行くと言ってくれました。第一志望だった高校へのこだわりは捨てれくれたようです。
学校を休み自宅で自分自身を見つめ直して、タクトは高校へ戻る決意を固めました。タクトはいろいろと考え、悩み、今の決断に至ったようです。未来に続く道は1本ではありません。回り道も寄り道も立ち止まることも、長い目で見れば決して無駄ではないのです。だから……私たちはタクトが将来に対してどんな選択をしても、信じて見守ろうと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・ちーめい 作画・まゆか! 編集・横内みか