<高1息子が不登校に……?>「頭痛い」「電車に乗れない」息子の様子がいつもと違う【第1話まんが】
私はミノリ。夫と息子の3人で暮らしています。ひとり息子のタクトはこの春、高校へ入学しました。5月に入り、学校生活にも徐々に慣れてきたように感じます。しかし……。登校しぶりのはじまりは、なんてコトないいつもの朝でした。熱はなく、頭が痛いと言って起きてきました。
タクトの熱は36.6度、平熱でした。タクトが繰り返し頭が痛いと言うので休ませようと思います。そこで私とタクトのやりとりを聞いていた夫が口を開きます。「熱がないならちゃんと行かなきゃ」と。夫の言い分はわかりますが、風邪の引きはじめか何かでこれから本格的に具合が悪くなるかもしれません。私は「無理はいけないから」と夫に告げて、やはりタクトを休ませることにしました。
私はタクトに甘いと夫が言ってきます。確かに……そういう面はあるかもしれません。大事な一人息子ですから。いずれにしても体調が悪いと言っているのに、無理して学校へ行かせることはないでしょう。仕事はどうするのかと夫は尋ねてきました。職場へは予定通り出勤するつもりです。タクトはそこまでつらい様子ではありませんし、高校生だから一人で家にいても大丈夫でしょう。
そして翌日。昨日学校を休んだタクトに声を掛けます? 「今日は大丈夫そう?」「うん」とうなずいたのでホッとしました。顔色も悪くないし今日はもう平気でしょう。タクトが1日だけ学校を休むことはこれまでにもありました。今回も家でゆっくり過ごして回復したのでしょう。職場へ出る夫と学校へ行くタクトを私は見送ります。そして朝食の後片付けなどを済ませ、自分の出勤の支度をしてから家から出ました。するとなんとそこに……なぜかタクトの姿があったのです。え、どうして? 1時間前に出ていったはずなのに……ずっとここにいたの? それとも具合が悪くなって戻ってきたの? 私は混乱しました。
学校へ行かなかった理由を尋ねると、タクトはそれには答えず「少し寝たい」と言います。休むなら休むで、もっと早く学校へ連絡すべきだったのに。タクトは「学校に行こうとしたけれど、電車に乗れなかった」と説明します。駅まで行ったけど、足が進まず家に戻ってきたようです。学校を休みたがることは今までだってありました……。だけど、いつもとは違う様子に、私はなんとなく胸騒ぎを覚えました。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・ちーめい 作画・まゆか! 編集・横内みか