<夏の怪談図書>怖いもの好きな子どもたちへ!なつかしのシリーズから最新作までおすすめ3選
暑い夏にヒヤッと、むしろ、ぞわっとする怖い話はいかがでしょうか。苦手なママもいるかもしれませんが、数多く出版されている児童向けの怖い話。好奇心旺盛な子どもたちは怖いもの見たさでつい読んでしまうのかもしれませんね。筆者の子どもたちは現在小学2年生と4年生。学校の図書室でときどき怖い話の本を借りてきます。どうやら学校で面白いと人気のシリーズのようで、今回はその中から特にわが子たちが推薦する3シリーズをご紹介します。
1.講談社『学校の怪談』・『新・学校の怪談』シリーズ
「学校の怪談1」は1990年に出版されているので、読んだことがあるというママもいるかもしれません。2015年には刊行25周年を記念して「学校の怪談 ベストセレクション」が出版されています。こちらも短編集ですが、学校を題材としているので、子どもたちにとっては身近な話ばかり。学校にまつわる怖い話に盛り上がる小学生たちが想像できますね。
2.投稿を元にした『ほんとにあった怖い話』シリーズ
2014年に朝日新聞出版から出版された、全国の読者から投稿されてきた怖い話を厳選して紹介されている本です。文字が大きく、文字数も少ない上に、1話1話が数ページずつの短編集ですので、読書が苦手な子どもでも読みやすいでしょう。怖がりなのに好奇心旺盛な娘がおすすめするポイントは挿絵とのこと。お話ごとに描かれている挿絵がぞわっとするほど怖いそうです。確かにさすが怪談とあってかわいい絵ではなく、怖さを引き立てる絵。娘は「この絵見て! こわいー!」と言いながらもつい読んでしまうようです。そして、「ひとりでトイレとお風呂も行けなくなる!」ときゃあきゃあ騒いでいます……。
3.テレビアニメ化も『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』シリーズ
偕成社から出版されているこちらのシリーズ。怪談というより昔話などにあるような教訓も含まれていて、考えさせられる内容が多いのも印象的ではないでしょうか。2022年に2月に発表された「第3回小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」では第1位に選ばれています。ママスタコミュニティでも話題に上がっている人気のシリーズです。
『銭天堂は大人の私でも面白いと思う』
『子どもよりも大人の方がこういうものを好みそうだと思っていたけど、案外子どもにもウケがいいんだね』
『話は全て思い当たるふしがあって、面白いよねー。娘が図書委員だけど、図書室で活動中に銭天堂はどこですか? って、低学年生からよく聞かれるらしいわ』
『確かに子どもめっちゃ好きよ。今も借りているからちょっと読んでみたけど、人間の欲がもたらす悲劇みたいな。道徳的と言うか、そんな感じなのかな? 読ませるにはちょうどいいかも』
お化け屋敷や肝試しなど、怖いものが好きな子どもたち。ご紹介したシリーズ以外にも小学生向けの怪談本は数多く出版されています。怖いと分かっていながらつい見てしまうことをやめられない好奇心旺盛な子どもたちに、この夏ヒヤッとする本はいかがでしょうか。
文・ゆかりんご 編集・横内みか イラスト・Ponko
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