<息子をイジるママ友>息子にとってママ友は夢に出るほど怖い存在……大事なのは誰?【第4話まんが】
前回からの続き。私(ミチル)は夫と息子(コウタ)の3人家族。郊外で仲良く暮らしています。冗談が好きな私のママ友(カオリちゃんママ)に毎回からかわれるコウタは悩んでいるようでした。どうしたらいいのか分からない私は元保育士で小学生の子どもが3人いる親友(タマキ)にそのことについて相談することに――。
私はカオリちゃんママのこと、彼女にいじられて辛そうにしているコウタのことを話します。するといつも朗らかなタマキの表情が曇り始めました。
タマキはママ友付き合いとコウタ、どっちが大切なのかって聞くけれど、そんなの「コウタ」に決まっています。でも……。
カオリちゃんママはいつも笑顔で明るくて、親しみやすいママ友のひとりです。ちょっと口が悪かったり、人をからかいすぎたり、空気を読めない発言をすることもあるけれど……。コウタが仲良くしているカオリちゃんのお母さんだから、これからも交流したいと思っていました。
私は……コウタにもう少し強くなってほしいって思っていたの。カオリちゃんママの冗談を気にしないくらい。だってほら、夫もそう言ってたから。……でもそれは間違っていた……?
「カオリちゃんママに会うとコウタくん、ミチルの後ろに隠れてるんだよね? それって『ママ助けて』っていうサインなんだと私は思う」タマキの言葉にハッとします。カオリちゃんママに会うたびに、小さなからだを震わせながら私の後ろに隠れるコウタを思い出しました。
そうか。変わってほしいってコウタに望むんじゃない。カオリちゃんママに変わってもらわないと。いや違う、私が変わらなきゃいけないんだ……!
カオリちゃんママにイジられて悩むコウタ。私はコウタにもう少し強くなってほしいと思っていました。しかしその考えは繊細なコウタの性格を考えると、適切ではなかったようです。コウタは夢に見るほどに悩んでいて、親である私に助けを求めていたのに……。悩む息子に寄り添うことが大切なんだと、タマキとの話を経て私はやっと理解したのでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・ササミネ 作画・まゆか! 編集・横内みか