いつでも、どこでも、ママに寄り添う情報を

子どもの声を政策に反映!東京都の取り組みに注目【定例記者会見ママ向けレポート】

DSC_3165

(東京都提供)

東京都が、子どもたちの声やニーズを政策に取り入れるための取り組みに力を入れていることを知っていますか? ママスタセレクト編集部は5月19日、小池百合子東京都知事による定例記者会見に参加。具体的な取り組みについて説明された内容をお届けします。注目したいのは、「こども都庁モニター」と「とうきょうこどもアンケート」という2つのプログラム。どちらも子どもたちの声を直接反映させる貴重な試みとして、子育て中のママやパパたちから注目されています。いったいどんな内容なのでしょうか?

「こども都庁モニター」参加で身近な問題を考えるきっかけに

「こども都庁モニター」はウェブ上で子どもたちにアンケートを行い、その結果を政策に反映させるプログラムです。都内在住の小学生・中学生・高校生、未就学児の保護者を含む1,200人を対象に、年に約4回のアンケートの実施。子どもたちが日常生活で困っていることはなにか、どんな問題で悩んでいるのかなど子どもたちのリアルな意見を聞き、政策に反映しようという取り組みです。
定期的にアンケートへ回答することによって、子どもたち自身も自分たちの生活や学校での問題点を考えたり、改善策を考えるきっかけにもなりそうですね。参加者には感謝状や図書カードが贈呈される予定なので、こちらも子どもたちにとっては嬉しい体験となりそうです。

「とうきょう こども アンケート」で子どもや保護者のニーズを把握

もう一つの取り組みは「とうきょう こども アンケート」です。対象は小学3年生と5年生、中学2年生、17歳の子どもとその保護者、そして3歳の子どもの保護者。子どもや子育て中のパパやママが直面している課題を把握し、それに基づいた政策を考えるために行われます。アンケートでは、学びや遊び、居場所などについて意識や実態を調査し、具体的に問題の改善を進める予定です。

「こども都庁モニター」と「とうきょうこどもアンケート」は、子どもたちのリアルな声を直接聞き、政策改善に活かすための貴重な試みです。同時に、これらの取り組みは子どもたちにとっても自分の意見を伝える良い機会となりそうですね。

DSC_3242

(東京都提供)

都立学校における学校給食費支援事業が0.5億円追加

ほかにも補正予算や新型コロナウイルス対策に関する臨時交付金の活用、女性の活躍推進のための会議開催、2023年7月から公道での二人乗り自転車「タンデムバイク」の利用が解禁となることなどについて、小池百合子東京都知事から説明がありました。新型コロナウイルス対策に関する臨時交付金の活用では、都立学校における学校給食費支援事業が0.5億円追加されるそうですよ!

「東京都の定例議会」というと「自分には関係ないかも」と思うママが多いかもしれませんが、身近な問題について話し合われていることがわかりました。東京都以外のママたちも、お住まいの自治体でどんな定例会が行われているのか調べてみてはいかがでしょうか。

文・長瀬由利子 編集・荻野実紀子

【つぎ】の記事:<アラフォー義兄!ヨメの条件>相手に求める3つの条件!義母「誰かイイ人いないの?」【前編まんが】

関連記事

<モニター特典も>東京都が「こども都庁モニター」を1,200人募集!アンケートに答えて都政に参加
子どもたちもこの社会を構成する一員であることは大人と変わらないのではないでしょうか。東京都では大人と同じように子どもの意見を大切にしなければならないとして、子どもの考えやニーズを政策に取り入れて東...
小池百合子東京都知事 第1回「出会いから結婚、出産、成人までシームレスに子育て支援を」
「子ども1人に対して毎月5,000円の給付」「出産のお祝いに10万円のカタログギフト」「第2子の保育料無償化」「卵子凍結への支援」など、次々と子育て支援策を打ち出す東京都。そこには、子育てをし...
子ども政策の司令塔「こども家庭庁」スタートでなにが変わるの?【参議院議員 山田太郎さん・第1回】
いじめや虐待、自殺、貧困など、子どもたちのまわりにはたくさんの問題があふれています。これらの問題や課題を解決していくため、2023年4月から「こども家庭庁」がスタートします。「こども家庭庁」ができ...