<夫に好きな人ができました>夫婦の時間「ありがとう」そして……末永くヨロシク?【第11話まんが】
前回からの続き。
私(カナコ)は2児(カケルとミナト)の母です。ある日、夫(ススム)から突然「好きな人がいるから離婚してほしい」と言われてしまいます。そのことを友人のミホとマリに話をし、私はようやく自分の気持ちに整理がつきました。離婚したいススムと別れたくない私。話し合いの結果、離婚はひとまず保留となり、私たちは再構築を目指して日々を送っていました。ススムの気持ちが戻ってくるように、まずは私が自立をしないと……そう思った私は、正社員として頑張って働きはじめたのでした。
ススムに呼び止められ、直感的に「離婚の話だな」そう思いました。
自分が正社員として働くようになったおかげで、あぁススムはこんな気持ちを抱いていたんだなとか、自分はこれからどうやって生きればいいのかなとか、私の人生で一番大切なものは何なのか…とか。ツラいこともあったけれど、たくさんの気持ちを気づかせてくれました。
最近、あれだけデレデレだった百井さんの話をしないと思ったら彼女は会社を辞めていたのです。さらには「これからは家族一筋でいくから、カナコ末永くよろしくな!」だなんて……。
たしかに少し前までの私はススムを心から愛していたし、これからの家族の未来にススムは必要だと思っていました。
ススムが職場の部下(百井さん)のことを好きになったのは、私にも責任があったのはわかっています。私が寂しがっているススムをかまってあげられなかったから。思い悩んでいたススムに気づかず、子どもたちの世話に全力を注いでいたから。でも、今になったらススムにも問題があったのだと気づいたのです。
「どんな自分」でも受け入れてもらえるなんて……甘えたこと言ってるんじゃない! ススムは私のことを「母親」とでも勘違いしているのでは? ススムからすれば、驚きの展開だったことでしょう。さっきまでのススムの笑顔は消えていました。
でも私は目がさめたのです。社会に出て自立をしていく過程で「俺には居場所がない」と言い放ったススムがどんな男かということを……。それを受け、ようやく私は離婚へと踏み切る覚悟ができたのでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・よしはな 編集・Natsu