<ママにはプレッシャー?>新年度早々の家庭訪問、本当に必要だと思う?話すことがあまりなくて……
担任の先生が自宅まで訪ねてくる「家庭訪問」は、新学期が始まって間もなくのタイミングで行われることが多いでしょう。先生が家にくるとなると、迎えるママたちも少し構えてしまうかもしれませんね。ママスタコミュニティのあるママから、質問が寄せられています。
『家庭訪問は必要! という考えの人は結構多いのかな? 私は特になくてもよいとは思うけれど、みんなはどう思う?』
普段は学校でしか会わない担任の先生が、自宅まで訪ねてくる行事が家庭訪問です。もちろん訪問する目的はありますが、一方で先生を迎える立場になるママたちにとっては、少し憂鬱な場合もあるのかもしれません。それぞれのママで意見が割れそうですが、まずは家庭訪問賛成のママの意見を聞いていましょう。
家庭訪問はあった方がよいと考えるのはなぜ?
『先生が家を見ることで、なんとなくその生徒の家庭の雰囲気を知る目的もあると聞いたことがあるよ』
『ほとんどのご家庭には必要ないかと思うけれど、貧困家庭も増えているのだから義務教育中はあってよいと思う。子どもが犠牲になってからでは遅い』
担任の先生が家まで足を運ぶことによって、家の様子や雰囲気がわかる場合もあるでしょう。先生がくるとなると掃除や片付けをするかもしれませんが、たとえば子どもに対する虐待や、家庭の貧困などは隠せないかもしれませんね。そういった学校の様子だけではわからないことを、家庭訪問で察知できるのではないでしょうか。
『そもそも家庭環境を見るためだよね。いろいろな子がいるから必要だと思う。先生側から個人的に指導したい子もいるだろうし』
また学校では個別に指導がしにくいことでも、家庭なら親を含めて話せるでしょう。今後の指導を考えても、家庭訪問をしたほうがよいケースもあるようです。
家庭訪問は必要ないと思う理由
これといって先生と話すことがなさそう
『時期的に入学したばかり、進級したばかり。先生だって生徒のことをよく知らないまま家庭訪問になるわけだし、話すことがないよね』
『そもそも担任になってすぐに、話すことあるかな? と思う』
家庭訪問は新学期が始まって間もないタイミングなので、担任になったばかりの先生では子どものことをよくわかっていない可能性もあります。その状況で家庭訪問をしても、うわべだけの話になってしまう可能性もありますよね。家庭訪問をするならば、先生が子どものことを理解してくるもう少しあとの時期の方がよいのかもしれません。
仕事を休む必要がある
『4月はただでさえいろいろ忙しくて仕事を休むことが多いのに、5分程度でよいのでと言われている家庭訪問のために仕事を休むのは難しい』
家庭訪問のときには仕事の都合をつける必要が出てきてしまいます。特に慌ただしい4月や5月では、短時間の家庭訪問のために仕事を休むことに抵抗を感じてしまうようです。
家庭訪問がなくなり面談になった学校も。時代に合わせて変化していくのでは?
『子どもの学校は途中から家庭訪問がなくなった。先生たちが自宅の場所だけを確認するスタイルに変えて、代わりに学校での個人面談になった。すごく気楽になったよ』
学校によっては、家庭訪問から保護者が学校に行く面談形式になったケースもあります。話す内容は同じでしょうけれど、家で先生を迎えるとなると念入りに掃除や片付けをすることもありますしなんだかそわそわしてしまいますよね。それならば、自分たちが学校に行った方が気楽との意見も見られました。一方で、家庭の雰囲気を把握したり場合によっては見えづらい子どもへの虐待や貧困などを確認したりするためには、家庭訪問は必要なのかもしれません。時代の変化に合わせて子どもたちを取り巻く環境も変化してくるでしょうから、学校側も試行錯誤をしていることでしょう。家庭訪問について学校と保護者がそれぞれどう思っているのか、意見を交わすような場があってもよいのかもしれませんね。
文・こもも 編集・塚田萌 イラスト・加藤みちか
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