<ダサい中学生>私服でも白い下着に白い靴下。おしゃれに興味がない子が目覚めるのは、いつ?
わが子の洋服を選ぶことを、密かに楽しみにしているママはいそうです。自分好みの洋服を着てくれるのは、せいぜい小学生くらいまで。おしゃれに目覚めた子は「ママが選んだ洋服なんて恥ずかしい」とばかりに、そのときどきのトレンドに飛びついていくものなのかもしれません。
ママスタコミュニティで見つけたのは、「息子がまったくおしゃれに目覚めない」という投稿でした。いつまでもママが選んだ洋服を着てくれるなんてうれしいのではと思いますが、実際はそうでもないようです。
安上がりでいい?心配?おしゃれじゃない中高生
投稿者の息子さんは、中学2年生。洋服は「親が選んだものが確実」というポリシーのよう。バッグや靴などの小物類もすべてママパパの趣味が反映された物を使っているのだとか。
『洋服にはこだわってきたつもりのわが家ですが、なぜこうなってしまったのか? 学校がない日でも下着は白、登校用の靴に白い靴下を履いて外出します。私がそれくらいの年頃のときは髪を染めたり、メイクして出かけたりしていたのに……。みなさんのお子さんは、何歳からおしゃれに目覚めましたか?』
おしゃれにまったく興味がない様子の息子さん。白い下着は別にいいのではと思いますが「腕を上げたときにチラッと見えたりすると、ダサい。黒も買ってるのに、着てくれない」とのこと。170センチの身長があるのに、150センチ用の下着を着ていることもあるそうです。
街を歩けば、たしかにおしゃれを頑張っている中学生を目にする機会はあります。しかしそれ以上に、見た目にあまり気を遣っていないような男の子たちもいます。何にこだわるかはそれぞれの個性ですし、気にするほどではないのでは?
『うちの中学3年生も、興味なし。よくあるブランドの無地の洋服ばかり。安上がりだし、無難でいいかな。別にダサいわけでもないし』
『うちは高校1年生だけど、まだ目覚めていないよ。周りを見るとおしゃれ男子は案外少ないから、ホッとするんだけど。でもそろそろ目覚めてくれないと心配』
同じように洋服に興味のない息子さんを持つ、ママたちからのコメントが届きました。おしゃれにこだわるとその分お金がかかるでしょうし、アイテムを探したりする手間も増えます。それでも「目覚めてくれないと心配」なのは、わが子に一般的に成長してほしいと願う親心でしょうか。「無難でいい」と考えるママもいるので、このあたりは人それぞれですね。
『息子は高校に入ってから、おしゃれに目覚めた。服はもちろん髪型や持ち物などにもこだわっている。出かける前は準備に時間がかかるよ。髪のスタイリング命で、毎朝の登校も時間ギリギリ』
おしゃれに目覚めたら目覚めたで、今度は「遅刻しない? 大丈夫?」といった心配が生まれそうですよね。
大学生になってもまだ、無頓着な子も。目覚めるのはこれから?
中高校生どころか、大学生になってもまだ無頓着な子もいるようです。
『大学生だけど、壊滅的だよ。私が洋服に極力関わらないようになり、余計にひどくなったかも。高校時代のジャージで外出しちゃったりするし。おしゃれないとこの話によれば、普通は高校生くらいで目覚めるものらしいけど』
理髪店ではなく美容院に行かせたり、おしゃれないとこにコーディネートを頼んだりといろいろ試してみたそうですが、まったく効果が出ないのだとか。
『うちの子も、高校3年生になった今ではパーマにピアスと、色気づいているよ』
『大学生になってやっと洋服に興味を持ったよ。いろいろだよね』
集まったなかには「物心ついたときから、うちの子はおしゃれが好きだったよ」といった声もありました。ただみなさんからのコメントによれば、おしゃれに目覚める時期の多くは思春期後半。自分が他人からどう見られているかを、とくに気にするようになるお年頃です。「うちは高校生」「大学生から」などの声も目立ちました。投稿者の息子さんは中学生ということですから、悩むにはまだ少し早いかもしれません。
ママでは押せない“おしゃれスイッチ”。カギは好きな女の子?
何かをきっかけにして“おしゃれスイッチ”が入ったという体験談もありました。
『機能性重視の服装だった息子だけど、今はおしゃれさが一番。太っていたのをダイエットして、10キロ落としてから拍車がかかりました』
ダイエットに成功したことで、自信が芽生えたのかもしれません。スタイルがよくなったことで、さらに「もっとカッコいい自分になりたい」と考えたのでしょう。
『洋服は大学1年生まで買い与えていましたが、2年生になってからファッションを研究し始め、自分で買うようになりました。好きな女の子ができてから』
一番多かったのは、やはりこれ。異性を意識するようになれば、自然と「素敵だと思われたい」「カッコよくなりたい」となりそうです。
ママが息子におしゃれに目覚めてほしい心理には、「おしゃれすればもっとカッコよくなるのに」というもどかしさもあるのでしょう。しかし、残念ながらママではそのスイッチが押せないよう。いつか現れる“運命の女の子”を、じっと待つ以外になさそうです。
『ダンナも無頓着でひどかった。内面も容姿も好きなんだけど、何よりダサい(笑)。つきあってからまず買い物に行き、着る物を変えていったら、自分でも見た目を気にするようになったよ』
大人になっても母親が買ったような洋服を着ていたという、こちらのダンナさん。この方が運命の女性だったようです!
投稿者さんもそのときまで待つしかないのでしょうが、じれったい気持ちは残ります。では、こんなふうに考えてみてはどうでしょう? 「息子は外見には惑わされない相手を待っているのだ」、と。無頓着な服装のままでいれば、おしゃれな外見に引かれて寄ってくる子はいません。息子さんの本質を見抜く女の子に出会うために、あえて無頓着なままでいるのです!
ママからはちょっとダサいように思えるかもしれませんが、それは今の息子さんの個性でもあります。ダメ出しばかりしすぎずいつかやってくるそのときまで、広い心で見守ってあげてはいかがでしょうか?
文・鈴木麻子 編集・秋澄乃 イラスト・Ponko
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