<夫の家事>洗い物をしてくれるダンナさんは「やさしい」の?今どきやらない方が少数派?
ママスタコミュニティを見ていると、家事をする夫は今どき珍しくなさそうです。働く妻が増えていることも背景にあるでしょうが、専業主婦の家庭であっても家事をする夫は少なくないようです。
そんな今どきの家事事情がはっきりわかるようなトピックが、先日アップされました。
夫が洗い物担当の家庭も多数!妻にはやらせないこだわり派も
『ダンナさんは洗い物をしてくれる? うちはしてくれない。洗い物をしてくれるダンナさんって、やさしいよね』
洗い物は食事をする(食器を使う)以上、必ずついてまわる家事。ある程度の技術が必要な料理などとは違い、誰にでもできそうな単純な作業です。わが子にお願いする初めての家事にも最適ですよね。
『食洗機とダンナがしてくれる。食洗機に入れられない食器やフライパン系は、ダンナ。生ゴミ処理やシンク掃除も。ご飯を作るのは私だから、「片付けはやる」と言ってくれている』
『ダンナは平日休み、私は平日仕事。ダンナが休みの日は、基本的にすべてやってくれている。夕飯作りも』
食器洗浄機を使っている家庭も少なくないものの、コメント欄には「ダンナが洗い物係」といった声も目立ちました。とくに共働きの家庭では家事の分担を決めている場合が多いようで、夫が洗い物を担当しているケースも多数。「うちは専業主婦だけど、洗い物どころかご飯も作ってくれる」といったコメントも複数ありました。
『夫なりの洗い方のルールがあるらしく、私に洗い物は「やらないで!」と。最近は食器をテーブルから下げる段階からすべてやりたいようで、私は食べっぱなしにさせてもらっている』
『最近洗い物にハマってしまったようで、ほぼすべての洗い物をしてくれる。私にはやらせてもらえない』
こだわり派のダンナさんたちもいました。洗い物をひとつの楽しみにさえしているようです。たしかに洗い物は毎日繰り返すわずらわしいことである一方、やり始めれば無心になれたりもします。食器がすべてきれいになれば、達成感を味わうこともできますね。
家庭によって事情は違う。ふたりが納得していれば万事OK
投稿者さんのところのように洗い物はしない夫ではあっても、妻側には不満のない家庭もありました。
『キッチンは私のテリトリーなので、入ってきてほしくない』
「洗い物はしないけど、やさしいダンナだよ」という声も、ちらほら。夫婦で納得し合えているのなら、他人がどうこう言う必要はありませんね。
『うちは完全分担制で、洗い物は私の担当。洗い物はしなくても、すごくいい夫』
この方のダンナさんは洗濯担当だそうで、他にも「毎日ご飯を作ってくれる」など洗い物以外の家事を担ってるダンナさんもいました。
しかし妻が不満を抱えている家庭も、やはりありました。
『私の体調が悪いときも「治ったら(妻が)洗えばいい」という考え方。まったくしない』
『私がキッチンにいるときに「コップ洗って」と言うならわかる。ダンナは私がリビングで録画した番組を観ていても、自分が使ったコップをわざわざ持ってきて「洗って」と。「自分で洗う発想はないの?」と言ったら、キレ気味で洗っていた。”ダンナいらないな”と思いはじめた、今日このごろ』
繰り返しになりますが、少し面倒だとしても誰にでもできるのが洗い物です。すぐに取りかかれそうにない妻の様子を目にしても、自分のコップひとつさえ洗おうしないのは……。投稿者さんがいうところの”やさしさ”に欠けているように思えます。
さらにもうひとつ、やってはくれるけれど妻が迷惑しているパターンもあります。
『逆に仕事が増えるからしなくていい』
『しないでほしい。「やってやった」と恩着せがましいのが、うっとうしいから』
洗い物をしてくれるので妻が助かる家庭、してくれるけれど妻が迷惑している家庭。洗い物をしてくれないけれど妻は満足している家庭、してくれず妻が不満を抱いている家庭。それぞれの夫婦の数だけ、洗い物事情は違うようです。
家事は生活にマストなのに「してもらう」?「やらされる」?
じつは今回コメントをくれた方の8割近いダンナさんは「洗い物をする」という回答でした。
『元彼はこういう家事を「やらされている男はダサい。俺は昭和男児だから、結婚したら家事にはノータッチ」と言い放ったから、プロポーズを断った』
どうやらこのタイプの男性は今どき少数派。現在を生きる女性とは価値観がマッチしないでしょう。そもそも家事を「やらされる」ものと考えているところに、違和感をおぼえませんか?
『「してくれる」じゃなくて、洗い物を「する」。当然のこと。洗い物に限らず、家事全般をする。もちろん私も同じ』
こんな声もありました。洗い物は生活していくうえで、避けては通れない家事です。担当を決めている家庭は別として、妻であっても夫でもあっても「当たり前」にやることです。本来は「してもらうもの」でも「やらされるもの」でもありません。つまり洗い物をする=やさしいと考えるのは早計なのでは? それは洗い物が担当外なのにやってくれるダンナさんだけに、当てはまる公式です。そうではないのにやらないのは、当たり前以下ということ。2割強のダンナさんたちは、そろそろ考え方をアップデートすべきときかもしれません。
コメントのなかには「家事は何もしない。(ダンナが)生ゴミなんだけど……」というものもありました。家事の中でも誰でもできる洗い物。何もしていないダンナさんは生ゴミ指定されないうちに、まず手を動かしてみてはどうでしょう。「当たり前」のことなのに「やさしいな」と感謝してくれる妻もいるのですから、夫にとってはかなりお得な家事といえますよ。そしてその「当たり前」を当たり前のようにやってくれるパートナーには、お互い感謝を忘れずにいたいですね。
文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・春野さくら
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