<やる意味ある?>子どもに習い事をさせても大人になったら忘れる?ママ友に言われて反論できず……
体操、ピアノ、水泳、そろばん、バレエ、ダンス、習字など世の中にはさまざまな習い事がありますよね。お子さんの習い事の送迎で毎日忙しくしているママも多いのではないでしょうか。お子さんの興味関心や可能性を少しでも広げようと思って通わせる習い事ですが、先日ママスタコミュニティにこんな投稿がありました。
『子どもに習い事を習わせても大人になったら忘れるよね。ママ友に言われたことがあって悲しくなったけれど、ある意味正論かも。大人になったら忘れちゃうんだろうね』
投稿者さんの娘さんは多趣味ということで、いろいろな習い事をしているそうです。しかしママ友から「子どもに習い事を習わせても大人になったら忘れるよね」と言われたことからママたちに意見を求めていました。この投稿に対してママたちからは、どのような意見が集まったのでしょうか。
年齢や期間、辞めるタイミング、本人のやる気にもよるのでは?
『園児なら忘れるだろうけど、小学校で忘れたものなんてない』
『辞めるタイミングじゃない? 2年で辞めるか15年で辞めるかで違うやん』
今回の投稿では、投稿者さんは「親が習い事を子どもにさせても大人になったら忘れてしまうのであれば習わせる意味はないのではないか」という不安を抱いているのではないでしょうか。ママたちからは忘れるかどうかは、その子どもの年齢や習い事に通っていた期間などによっても違うのでは? という意見がありました。たしかに、たとえば同じピアノだとしても3歳から5歳までの2年間だけ通っていた場合と3歳から18歳までの15年間通っていた場合とでは忘れ具合はまったく異なってくるでしょう。また幼稚園児の間に辞めた場合と小学生になってから辞めた場合とでも変わってきそうですよね。
『水泳もバイオリンも練習してないから下手にはなってると思うけど、やり方は覚えてるよ。 英語は使わないと、どんどん忘れるね』
『本人がやりたいと思ってやってることならよいと思う。私はしたくないことばかり母にやらされてたから習い事は全く身につかなかった』
またママ自身の経験談としては習い事が今でも忘れずに身についている人もいれば、そうではない人もいて個人差があるのかもしれません。もっと事情を掘り下げてみると習い事を辞めても、その楽器やスポーツを練習するか否かという状況によっても異なるようです。さらには「積極的にやっていた習い事は忘れないかもしれないけど、そうではなかったから身につかなかった」という意見もありました。大人になってから忘れるか否かは年齢や習い事の期間、辞めるタイミング、その習い事に対する本人のやる気によっても変わってくるのかもしれませんね。
そのママ友の発言は羨望や嫉妬の気持ちかも
『そのママ友、嫉妬してると思う。たくさん習い事をさせてあげられる財力が悔しいんじゃないの? 私バイオリンは今も弾けるし、仕事の業務でお習字も役立ってるし、バレエも所作がキレイなって良かったし水泳は一生ものになったよ』
ママ友から「子どもに習い事習わせても大人になったら忘れるよね」と言われたことを気にしている様子の投稿者さん。この点に関しては「投稿者さんが子どもにたくさんの習い事をさせているから嫉妬しているだけでは?」という意見もありました。習い事は月謝がかかったり送迎が大変だったりするので、経済的にも親の時間の余裕がなければなかなか難しいものです。本当はわが子にも、もっとたくさんの習い事をさせたいけれど、1個か2個にとどめているというママも少なくないのではないでしょうか。今回のママ友から出た発言はそんな羨望や嫉妬の気持ちも混じっている可能性はあるかもしれません。
習い事の目的はスキルを習得するためだけではないはず!
『塾と書道をやってたけれど、それぞれ違う学校や学年の子との社交の場だったから意味はあったのかな』
『プロになるほど身につけたものはほぼないけれど、習い事で出会った仲間が財産になっている』
習い事に通う意義や目的は、その楽器やスポーツなどのスキルを習得することにあるかもしれません。しかしママ自身はそれよりも学校以外の交友関係が広がったことに言及している人も多く、習い事で出会った仲間が今でも財産になっているというママも。スキルとしては大人になって忘れたとしても、そんな大切な友達ができたのであれば親としては習い事を通わせた意味は確実にあったと感じることができますよね。
『習い事で鍛えて身についた基礎体力のおかげでのりきれたかなと感じることがたくさんあるから目に見えない財産にはなってるよ。やらせてくれた親に感謝』
『習った技術を忘れずにやることだけに重きを置いてない?』
『嗜みの習い事は元を取ろうと思うものじゃないと思ってる。情緒教育ってことでよいんじゃない?』
『どんな習い事であれ、好きなことに取り組んだ経験って無駄にはならないと思う。大人になって習った内容は忘れても、「好きなことができた」「好きなことをさせてもらえた」っていう気持ちは忘れない』
自分が親になってみて、習い事に通う大変さに気付いたというママも少なくないのではないでしょうか。筆者自身も「ピアノを習いたい」と頼めば、すぐに習わせてくれ「楽しくないから辞めたい」と言えば、すぐに辞めさせてくれる環境でした。しかし自分が親になってみると習い事とは送迎や月謝の問題だけでないと気づきました。子どもに対してやる気を出させてあげること、そして辞めるか続けるかというときには、「子どものためにはどうするべきか」といった葛藤とも付き合っていかなければならないものですよね。そうしたことを鑑みても、習い事の目的は、ただ単に「楽器が弾けるように」、「勉強ができるように」といったスキルの習得だけではないはずです。
大人になってから習い事で得たことを忘れたとしても、親が好きなことに取り組ませてくれた感謝にはきっとつながることでしょう。さらには学校とは別の交友関係が広がったり、勉強とは別の取り組みに励んだりしたことで、大人になってからの目に見えない財産になります。投稿者さんのお子さんは多趣味なので、自らやる気になって習い事に取り組んでいる様子。ぜひ今回の投稿を参考にして、習い事で習ったことを忘れるかもしれないというデメリットだけでなく、メリットにも目を向けてほしいですね。
文・AKI 編集・ここのえ イラスト・んぎまむ
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