<元妻のウソ>同居家を出て行った元夫「不倫に違いない……」私の確信【第6話まんが:元妻の気持ち】
前回からの続き。私は高校生の娘ルミを育てるレイカです。十数年前、私は娘ルミを授かり元夫ヨウタと結婚しました。ヨウタは私の両親との二世帯住宅を建てて同居してくれました。しかし今思えばそのときすでに離婚へのカウントダウンははじまっていたのかもしれません。
ヨウタは仕事から帰ってくると、ルミとお風呂に入ろうとします。しかしそんなヨウタを私の母が叱りました。「男の人は仕事だけすればいい。子どもの面倒をみるのは女たちの仕事」だと。母は昔ながらの「女は家庭、男は仕事」という意識を強く持っていました。ヨウタはそれに反発してルミの世話をしたがります。そして世話があまりできないことについて私に文句を言うのです。母に手伝ってもらい私は問題なく育児ができていました。上手く家庭が回っているのに、母にケチをつけるヨウタのことが理解できませんでした。
ヨウタはできるだけ早く仕事を切り上げ、ルミとの時間を作ろうとします。そんなヨウタを母がまた叱りました。「こんなに早く帰ってきて仕事はちゃんとしているのか? ウチのお父さんは毎日深夜まで働いてた」と。確かに私は子どもの頃、平日に父の顔をほとんど見たことがありません。家庭のことが上手く回っている以上、ヨウタにも父と同じようにバリバリ働いてきてほしいと私も思っていました。そのうちにヨウタの口から「ご両親との同居を解消したい。俺たちが家を出よう」との言葉が出ました。
私はヨウタより母の肩を持ちました。「男が外で働いて、女が家庭を守ることの何がいけないの」と私はヨウタに告げます。その後ヨウタは家を出て一人暮らしを始めました。母と一緒に暮らすことは絶対に嫌だと言います。私にとって母はそんなにひどい人間ではありませんでした。だからヨウタが家を出たのは、母が嫌なのでなくて他の理由があるのでは? もしかして別の女性がいる? と薄っすら思うこともありました。その後ヨウタがマラソンサークルに入ったと聞きました。マラソンなんて口実でヨウタにはサークル内に目当ての女がいるんだと母は言います。本当にそうなのでしょうか? 私の心は揺れていました。
結局私たちは離婚することに。少しの期間だけ別居をしてお互いに冷静になれば、ヨウタとはそのうち元の生活に戻れると思っていました。しかしヨウタの決意は思いのほか固く、離婚に至ったのです。きっと別居中からサークルの女と付き合っていたに違いない。だから私と復縁はしたくなかったんだ、そう確信したのです。
【第7話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子