<元妻のウソ>元夫へ復讐「最低な父親はいらない」愛娘からの絶縁宣言【第5話まんが:元妻の気持ち】
前回からの続き。私は実家で両親と同居しながら娘ルミを育てるレイカです。元夫のヨウタは別れてまもなく再婚して新しい家庭を作りました。私は高校生になったルミに「パパが不倫したから離婚したのよ」と伝えました。するとルミはショックを受け「二度と私の前に現れないで」とヨウタに告げたのです。全て私の計画通りでした。
元夫のヨウタから電話がありました。「俺が不倫をしたから俺たちが離婚したってルミが言っている。お前が変なことを言ったんだろう?」とヨウタは責めてきます。そして離婚した原因は私にあったようなことまで言い出したのです。「白々しい」彼への怒りが込み上げて、自分でも驚くぐらい冷たい声が口から出ていました。
私はヨウタの言葉をさえぎって、自分の意見を伝えました。離婚の本当の理由をルミは知るべきだ、今まで黙っていてあげたのを感謝してほしい、と。私が内緒にしてあげたから、ヨウタはこれまでルミとの楽しい時間を過ごせたのです。それをわかっているのでしょうか? でもそれも、もうおしまい。最低な父親はいらないとルミが言ってると伝えると、ヨウタは黙ってしまいました。
「ざまあみろ」ヨウタとの電話を切ると、そんな言葉が私の口からもれます。ヨウタの不倫をルミに話したのは、私の壮大な復讐計画の一部。だってヨウタは不倫をしてたんです! 絶対に。あの気の優しいだけが取り柄の男が不倫をするなんて、私も最初は信じられなかったけど……。ふと昔の記憶がよみがえります。今から16年ほど前、ヨウタとの交際中に私はルミを妊娠。ヨウタはすぐに結婚しようと言ってくれてホッとしました。
私は結婚するにあたって、両親と同居したいとヨウタに告げました。同居に戸惑いがあったのか、彼は実家の近くに住むのではダメかと尋ねてきます。しかし同居のほうが子育てしやすいとねばると、ヨウタは了承してくれました。その後、結婚生活が上手くいかなくなって離婚に至るだなんて、あのときは考えてもいませんでした。ヨウタはいつも優しくて私の要望に応えてくれました。私がお願いしたとおり両親との二世帯住宅を建ててくれましたし。ただし思えばこの「同居」が私たちの離婚へのカウントダウンだったのかもしれません。そして離婚後、私は彼への恨みをため込み……ルミが高校生になった今、「娘の口からヨウタへの絶縁宣言をさせる」という最大の復讐をするのです。
【第6話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子