<ギリギリの生活>タバコ吸う妻が許せない。2人で禁煙を約束したのに【第5話まんが:旦那の気持ち】
前回からの続き。
日々の生活で溜まるストレスの発散方法が、夜に吸う1本のタバコだった私。元々タバコが苦手だった旦那に「幻滅」と言われて、呆然としてしまいます。しかし職場の同僚に「旦那がタバコを苦手」だということは、一緒に暮らすものとして受け止めなくてはいけないことでもあると言われてしまって……?
俺は昔から「タバコ」が苦手だった。別に好きで吸っている人には何も思わないが、自分の大切な人にはタバコを吸って欲しくない。そう思っていたし、その気持ちは今でも変わってはいない。
そうしてアスカはタバコを辞めてくれたはずだったのに、上の娘・ユナが高校に入った頃に再び吸いはじめたのだった。はじめは何も言わなかった。ただ「約束を破ったな……」と、ベランダで缶ビール片手にタバコを吸っているアスカを見る度に悲しい気持ちになっていたことは事実だ。
それでも、お互いの事情に干渉するのはよくないと、今までアスカがタバコを吸うようになったことには目をつぶってきた。
そう伝えてしまったのだ。言葉の選び方は間違えたかもしれないが、言ったことに後悔はない。翌朝から何やら怒っていたようだったが、俺は悪くない。悪いのは、タバコを吸った「アスカ」なんだから。
俺は謝らない。そう心に決めていた。
今日は、部下である「木本」の結婚祝いで、職場で飲み会があった。どうせ家に帰ってもアスカは機嫌が悪いだろうし、ちょうどいい。飲んで憂さでも晴らすか。そう思っていた。
俺の口からは、愚痴めいた本音が飛び出した。アスカだって結婚してからずっと、タバコを吸わないという約束を守ってくれていたのだ。それなのに……。
俺は酒が入ったせいか、いつもよりも饒舌になっていた。後輩と話しながら気づいたことがある。そう、やっぱり悪いのはタバコを吸うアスカなんだ。俺がタバコが苦手だって知ってたはずじゃないか。タバコを吸うのはもうやめてほしいと話してあったし、アスカだって受け入れてくれたはず。なのに、なぜやめない? 俺は悶々としていた。
【第6話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・よしはな 編集・Natsu