【コラム:土屋アンナ ママアンナ☆ガチトーク】第7回 自分の子も人の子も同じ!良いことをしたらほめる!ダメなことをしたら叱る
ーアンナさんのお母さまはとても厳しい方だったと聞いていますが、お孫さんにも厳しいですか?
全然厳しくない! むしろ、すんごい甘い! (笑)。
私と姉の2人はものすごく厳しく育てられたから、息子たちに接してるママを見てると、本当に同じ人? と思うくらい。
子どもと孫という違いもあるんだろうけど……。
ー子どもには厳しいというのは、どんな理由からですか?
ご飯の食べ方でも肘をついて食べたりしたら、すぐに注意されたしね。
身なりや品格、お料理ができること、きれいでいることなんかは、うるさいくらいに教え込まれたよ。
今となっては、品格? どこにいっちゃったの? って感じなんだけど(笑)。
その代わり、「勉強しなさい」とかは言われたことがないんだ。
でも、本当に子どもの頃は厳しかった。ママはすごく強い女性だから、容赦なし! って感じだったよね(笑)。
今はそういう育て方をしてもらったことに、とても感謝してる。
自分が親になってからは、ますますその気持ちが大きくなったかな。
ーアンナさんは“しつけ”について、どう考えますか?
今は、いろんなことがとても難しい世の中だけど、私は昭和のしつけの仕方ってすごく良いと思うの。
暴力はもちろんダメだけど、子どものためを思って叩くことはダメとは思わない。
私たちが子どもの頃は、近所のおじさんに怒られるなんてことは当たり前にあったのに、今はそれすらダメとされていて、まわりの大人が見て見ぬふりをするような風潮になっているのは寂しいことだなと思うよ。
自分の子どもじゃなくても、ダメなことをしている子どもがいたら怒る。
それは、怒るというよりは“教える“ということなんだけど、その方法がとても難しくなってきてしまっているのかなとは思うよね。
良いとされてきたものがダメとされるのは不思議だなと思う。
“叱る”というのは“愛情”がないとできないことだと思うから、私は愛を持って子どもたちに躾けをしていきたいと思ってる。
大きくなっていく過程で知っておかなければいけないことは、親が教えてあげないと、子どもたちが大人になってから苦労すると思うから。
ーアンナさんは、ご自身のお子さま以外の子どもにも怒ったり、注意をしたりしますか?
もちろん!
自分の子どもも人の子も同じ!
良いことをしたらほめる!ダメなことをしたら叱る。
自分の子どもだけを特別という扱いは絶対にしない。
これは自分が親になってからの大きな変化だけど、家に遊びに来る子どもたちはみんな自分の子みたいな気持ちになるの。
だから、うちの息子たちが遊びに行く他の家の親にもそうしてもらいたい。
息子たちが遊びに行く家のママには、「人の家の子だからといって甘やかさなくていいからね!」って言うよ。
ー息子さんのお友達のママさんたちとはママ友ですか?
息子がきっかけで知り合ったママさんはもちろんたくさんいるよ。
そういう人のことを「ママ友」と呼ぶのであれば、情報交換をしたり、お互いの家を行き来させたり、すごく信頼してる人たちはいる。
そういうママさんたちは、私とタイプが似てる人が多いんだよね(笑)。
子どもを育てていく中で協力してもらって助かることはたくさんあるし、良い刺激もたくさんもらってる。
ー今、世の中では「ママ友」問題に悩んでいるママさんも多くいるのですが、そのことについてはどう思いますか?
もし、付き合っていて悪い影響を受けるような人なら付き合わなくて良いと思う。
子ども同士が遊んでいれば良いんじゃないかな。子どもに合わせて、性格が合わないママと無理して付き合うことはないよ。
友達って無理して付き合うものではないんだから。
もし、それで子どもがいじめられるようだったら、「そういう人なんだ」とあきれて、自分はそうならないように反面教師にしちゃえば良い。
子どもがいじめられるようなことは避けたいけど、ママ自身が強ければ大丈夫!
だいたい、母ちゃんが怖い家の子はいじめられなくない? (笑)。
もちろんそれが全てではないけど、そのくらいの強さを持った「肝っ玉母ちゃん」になったら良いと思う。
私でも、ママ友付き合いが正直怖いと思うことはあるけど、「別に!」と思って強く戦う。子どものためにね!
うまく付き合うのも大事だけど、深入りはし過ぎない。
ママ友が全てではないんだから。
何事も適当が大事よ~(笑)。
<アンナさんへの質問2つめをご紹介します>
ーアンナさんはいつもパワフルですが、落ち込むこともありますか? 落ち込んだ時にはどのように気分転換していますか?
友達とカラオケかな! お酒飲んで文句を言ってカラオケに行く! (笑)。
吐き出すことが1番!!
溜まってしまった悪い物を全部出しちゃう! 泣いて笑って終わり!
「よし! 今日はうまい物食うぞ!」とかね(笑)。
自分で切り替えないと、それは誰かが代わりにやってくれることではないから。
誰かが自分になってくれることはなくて、自分の人生は自分がしっかり生きていかなきゃいけないし、だったら楽しい人生が良いじゃない!?
ぶつかって逃げても仕方ないから、ぶつかってぶつかって時間が解決するときもあるし、まわりが解決してくれるときもあるけど、最後は自分が解決しなきゃいけないからね。
その解決方法が、私にとっては友達とのカラオケ!
次回はとうとう最終回です!お楽しみに。
取材、文・上原かほり 撮影・chiai 衣装・YAMATO 衣装協力・BILLABONG ヘアメイク・baku