子どものマスク着用をどう考える?「屋外は外す」と答える人が4割近くに<ママのリアル調査>
2020年春の新型コロナウイルスの流行から、2年が以上が経過しました。当初から感染予防には「マスクの着用」が有効とされてきましたが、2022年の冬には第8波を迎えるともいわれるこの時期、ママスタセレクトでは「子どものマスク着用どうしてる?」というアンケートを実施。実際に子どもをもつ、2,000人を超えるママたちから回答が集まりました。
「つねに着用している」と答えた人は3割強
子どもに「つねにマスクの着用をさせている」と答えたママたちは31.5%。全体の3割強のママたちは、屋内外を問わず、マスクの着用を徹底させています。
『小さい子は感染が早いと感じるので、マスクはさせる』
『やっぱり不安が強いから』
幼児期の子どもたちには手洗いを徹底させることが難しく、また密になって遊ぶことも多いことから、感染の広がりが早いことが知られています。マスク着用で感染のリスクが少しでも減るのであれば、と期待するママたちの心の内がみえてきます。
『本当は室内でもつけさせたくはないが、周囲の人が不快に思うこともある』
ママの本心とは裏腹に「周囲の目が気になるから」という理由で子どもにマスクをさせている人も少なくないようです。
「屋外は着用していない」と答えた人がもっとも多い
回答でもっとも多かったのは38.1%の「屋外では着用していない」と答えたママたちです。4割近いママたちは「屋外であれば」という条件つきで、わが子にマスクを外すよう、促しているようです。
『外で走り回っているときは呼吸が苦しそうだから』
『遊びながら表情を探るのは子どもには難しいから。それに青空の下ではせめて、のびのびと遊ばせたい』
『屋外ではマスクはいらないと国から発表があったから』
厚生労働省は「屋外であれば、季節を問わずマスク着用は原則不要」と発表しました。人との距離が保てる場合はマスクを着用しなくていいのです。とくに夏場は熱中症予防の観点からも、屋外でマスクの必要がない場合は「外すこと」を推奨しています。
しかし流行から2年。マスクをすることにすっかり慣れてしまった子どもたちは、「外す」ことに抵抗を覚えることもあるようです。
『子ども自身がマスクをしないと不安なよう』
『子どもが自主的にする。「外は外していい」と言っても外さない』
「屋内外ともに外している」と答えた人も22.3%
屋内外を問わず、マスクは着用していない、と答えた人も22.3%いました。
『子どもは息苦しさをアピールすることが難しいから』
『鼻まできちんと隠す。マスクを触らない。というところまで徹底できないのであれば意味がないと思う』
「つけてもすぐ外すし、すぐ落とす。口の中に入れるから、かえって汚い」「マスクの意味がわからず取ってしまう」というコメントも。マスクを正しく着用できない年齢のお子さんであれば、マスクをするよりも、手洗いの徹底の方が効果的と考えるママもいるようです。
その他を選択した理由とは?
「その他」を選択した8.1%のママたちにはこんな理由があるようです。
『うちの保育園は自由だからしていない。小学校内は規則で着用。家族での外出時は着用していない』
『1歳児はマスクは諦めて消毒のみ。3歳児はできるだけマスクと消毒』
年齢や状況によってつける、つけないを判断している家庭もありました。
『息子は肌が弱く肌荒れがひどくなったため、短時間の用事以外は外している』
その他にも「子どもがメガネをかけているのでマスクの素材や形選びは大変」といった声もありました。お子さんの体質や状況にあわせて対応を変えざるを得ないこともありますね。
「手指消毒」「手洗い」の徹底はこれからも
「マスクの着用以外で気をつけていること」についても尋ねました。
『早寝早起き。食事にも気をつけている』
『混みあっている場所には行かない』
生活習慣を見直した人、人混みを避ける生活をする人などもいましたが、もっとも多かったコメントは、
『手指消毒と手洗い』
『アルコール消毒を持ち歩くのと、必ず手洗いさせてる。家族全員』
でした。携帯用の消毒液やハンドソープを持ち歩き、つねに手指を清潔に保つことを心がけている人は多いようです。
ウィズコロナといわれる時代。自身や家族を感染症から守るためには何が必要かをつねに問い続けていく必要がありそうです。
総回答数:2,034票
調査方法:インターネット
調査月:2022年11月
調査・分析:ママスタセレクト編集部
文・編集部