<10年間、夫にご飯を作ってナイ>結婚11年目。平凡な家族。ただひとつ違うのは?【第1話まんが】
私は夫のタロウと小学4年生の息子、ダイキとの3人暮らし。毎日あわただしく、飛ぶように時間が過ぎていきます。
息子のダイキはゲームに夢中になると夜遅くまで起きていることもあり、そのことで軽い言い合いになるのもしょっちゅうです。難しい年ごろになってきたなと感じつつ、守るべきルールはしっかり守れるようになってほしいと感じています。
夫はダイキのしつけにしらんぷりするところがありますが、楽しいことは共有してくれます。
今日もバタバタと2人を見送りました。これが私の朝のルーティーンです。でも、2人を送り出したからと言って、のんびりしている暇はありません。
夫と息子を送り出し、家事を済ませたらパートに出かけます。その後、買い出しをして夕飯の準備。息をつく暇がありません。
ダイキのために夕飯を作るのは、大変ながらもやりがいがあります。2人で食卓を囲んで、いろんな話をする時間が私は好きなのです。ダイキも夕飯を楽しみにしてくれているようで、作ってよかったと思えるのです。
忙しいながらも穏やかに見える生活。10年もそんな生活をしていると、それが当たり前にも思えます。
しかし、夫のタロウが帰ってきても、わが家では食事の話題になりません。それがあまりに自然な流れなのです。
でも、妻として夫の食事を気にかけていないわけではありません。食事の話題が出ないのは、わが家の「ある理由」があるのです。
なぜ、わが家では夫の食事の話題にならないのか。なぜ、気にしないのか。実は私はもう10年も、夫の食事を作っていません。他の家庭から見れば不可解でしょうし、私も気にしていないわけではないのです。
きっと周りから見れば、私たちはなんの変哲もない平凡な家族。ただひとつ、夫の食事を作らないまま10年経っていることを除いては。夫の食事を作らない以外は、いたって普通の生活をしています。家族揃って外食にだって行くし、休日は一緒に出かけたりもします。ただ「夫の食事を作らない」だけ……。でもときどき、果たしてこのままでいいのかと、ふと立ち止まって考えてしまうこともあるのです。
【第2話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・よしはな 編集・Natsu