<これも時代>【前編】娘に「彼氏にするなら割り勘派?おごる派?」と聞かれた。母はおごられたい派!
みなさんは誰かとお付き合いをしていた時代、デート代を奢ってもらうことにこだわりを感じていましたか? 今回の相談者さんは、娘さんに「彼氏にするなら割り勘派とおごってくれる派、どちらがいいか?」と聞かれたのだそうです。そして建前としての回答を娘さんに話したそうですが、実は思うところがあるようです。
『私は「彼氏が割り勘にしようっていうならして、おごってくれるなら甘えたら?」と適当に答えましたが……。実はもっともっと娘とはその件について熱く語りたくて。付き合う前にはおごってくれたけど、付き合うとおごってくれなくなる人って多いから、そうなったら別れなさい。いくら高収入、高身長、性格よし、お金持ちでいい車に乗っていたとしても、割り勘にされるならそんな男と付き合う価値なし。おごってくれるかどうかでその人の人間性が分かるんだから、と言いたいのですが私の勝手な価値観すぎて言えなかった……』
どうやら相談者さんは、建前とは対照的に内心は完全に「奢ってもらいたい派」のようです。しかしそれは自分の価値観、娘さんに伝えるには考えが偏り過ぎていると思ってもいるようです。
相談者さんが奢ってもらいたい理由とは?
相談者さんには今の旦那さんの前にもお付き合いをしていた人がいましたが、飲み会に迎えに来てくれて、毎日会いにも来てくれて、確かに愛を感じていたものの、“奢ってくれることなく毎回毎回割り勘”という部分に冷めてしまった経験があると話してくれました。
『ご飯と言っても高級レストランとかでなくても全然いいし、ファミレス、ラーメン、牛丼みたいな1,000円以下で充分。だから出してほしい』
『女の子は美容や洋服にお金がかかっているから、彼氏に毎回会うのだってタダじゃない』
相談者さんは、「お金を出してもらう=大事にされている」と感じているようですね。また、付き合っているときにお金を出してくれるかくれないかで、結婚をしたらどんな生活が待っているかも同時に想像するそうです。
『ご飯もおごってくれない彼氏ともし結婚なんてしたら、ケチケチ節約生活になりそう』
旦那さんと結婚をする決め手になったのも、ご飯をかっこよくご馳走してくれるところだったとのこと。
『私が旦那と結婚した理由は、初めてご飯に行ってお金出そうとしたら 「え? 何で? ご飯って男が出すものだよ?」とさらっと言われたからです』
けれどこれは相談者さん自身に経験があったからこそでてきた価値観。このまま娘さんに伝えてしまっても良いのでしょうか?
男性に奢ってもらいたい派の意見
そんな相談者さんの質問に対し、ママスタコミュニティではキレイに票が分かれたように見てとれました。そして相談者さんと同じように、「男性に奢ってもらいたい派」もいました。
『食事を奢る手持ちの金がないのに、デートに誘おうとする気質がなんか嫌』
『まぁ今の若い子の価値観はわからないけれど、男が出す事が当たり前の時代に育ったから出して欲しいとは思う。それは女は金がかかるからじゃなくて、「大事にされているかどうかのバロメーター」だから。もし娘が初めてのデートで割り勘だったと聞かされたら、やっぱりショックかな』
『私も相談者さんと同じような考え。付き合うにしろ、結婚するにしろ、自分のために身を切ってくれるくらいの男の人のほうが良いよ。愛されすぎているほうが女は幸せになれると私は思っている』
相談者さんと同じように、“奢ってもらう=大事にされている”と感じる女性も少なくないようですね。自分のために頑張ってくれる男性なのか、身を削ってくれる男性なのかというポイントを、“奢る”という行為で見ている女性が一定数いることがわかりました。もしかしたら、「大人びた食事やデートがしたいわけではないけれど、彼がどこまで自分のために尽くしてくれるのかが見たい」という気持ちなのかもしれませんね。
文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・上野りゅうじん