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<ワーキングマザーの悩み>鍵っ子だと寂しいの?鍵っ子経験者のママたちの気持ちを聞いてみました

0おすすめ280_小学校_ 善哉あん
学校から帰宅したとき両親や祖父母がおらず、自分でカギを開けて家に入る子どもを指す「鍵っ子」。昨今では働くママが増えたことから鍵っ子は珍しくないでしょうか。しかしママたちが子どもの頃だと今ほど鍵っ子は多くなかったかもしれません。そんななかママスタコミュニティによせられたのは、「子どもの頃鍵っ子だった人」と題したこんな質問です。

『寂しかったですか? 母親ともっとこういうことをしたかったとかあります? どうしてほしかった?』

投稿者さんは働いていて、お子さんは鍵っ子の状態なんだとか。放課後、お子さんは家に一人で待っているわけではなくお友だちと遊んでいて、夕食後や週末に宿題をしているよう。しかしふと「寂しい思いをさせているのではないか」と不安になってママたちに意見を仰いでいました。この質問に対して、鍵っ子だったママたちからはどのような意見が集まったのでしょうか。

鍵っ子でも全然寂しくなかったよ!

『ぜんぜん。一人でいられて落ち着いた。母親としたいことなんかなかった』

『一人時間を楽しんでたよ。雑音もなくて読書を楽しんだりしてた』

『寂しくはなかった。 週末はたくさん遊びに連れて行ってくれたし』

「寂しかった!」という意見が多数派なのかと思いきや、意外にも「一人の時間を楽しんでいたから全然寂しくなかったよ」というママたちは少なくありませんでした。これは一人で静かに過ごしたり黙々と何かに集中できたりする子かどうかという、子どもの性質も影響しているのかもしれませんね。また「週末にはいろいろなところに連れて行ってくれたり一緒に遊んだりしたから寂しくなかった」というママもいて、寂しいと思うかどうかは、平日の分を週末にどのくらいフォローするかという点が重要のようにも見えます。

『祖父母が家の近くで田畑をしてたし姉が遊んでくれたから特に親に求めることはなかった』

『三人きょうだいだったから寂しくはなかった』

また、きょうだいがいたり祖父母が近くに住んでいたりしたために寂しい思いをしてこなかったというママも。両親とは一緒にいられないものの、他の家族と一緒に過ごせると寂しい気持ちを抱くことは少なくなるのかもしれません。

鍵っ子ゆえの心細さや寂しさ

『まだ働いてる母親が少ない時代だったし、寂しかったよ』

『台風のときは死ぬほど心細かった』

『学童みたいな集団にいるのもストレス感じるタイプの子だったから家にひとりでいたよ。でも母親がいないのは寂しかったな』

一方で「寂しかった」というママたちのコメントも。深掘りしていくとさまざまな理由がわかりました。家に母親がいるお友だちを見たときや、外が暗かったり雨や台風に見舞われたりしたときには心細くなったというエピソードもあり、子どもはふとしたときに母恋しさを覚えるようですね。また「集団が苦手だったから学童保育に入るよりも家にいたほうがよかったけど寂しさは感じていた」というママもいて、子どもは健気に自分の状況を受け入れようとするのだと思い知らされます。

『寂しい気持ちと自由な気持ち半々だったかな。保育園のときは寂しい気持ちが強かった。小学生になってからは自分で好きなことができてたからいないほうが悪いこともできてストレス解消してた。でもどこかに寂しさや不安な気持ちがあって反抗へと繋がっていった』

また自由に遊んで気楽だった一方で心のどこかに募らせていた寂しさがあり、反抗期には親に反抗してしまったというママも。未就学児だと自分の気持ちを上手に伝えることは難しいでしょうから、心の中に寂しさを溜め込んでしまい、それが数年後に爆発してしまうというケースは珍しくないのかもしれません。

子どもには同じ思いをさせたくない

『他の家はお母さんが家で待ってるのを見て「いいな」とは思った。帰りに雨降って暗かったときとか事故を見てしまったときとか特に。毎日じゃなくてもたまにはいてほしかった。そのせいなのか私は短時間パートにして子どもが帰る時間には家にいるようにしてる』

自分が子どもの頃に鍵っ子で寂しい思いをしたママたちのなかには、「自分の子どもには同じ思いをしてほしくない」と考える人は少なくないようです。学校から帰ってきても母親が家にいない状況にしないように短時間勤務やパート勤務などで仕事を調整しているママのエピソードもありました。

大人になって募る母への思いとは

『私は寂しかったな。友だちは家に帰るとお母さんが迎えてくれて羨ましかった。それ以外にも「一人でできるでしょ」ってパターンが多かったからかも。だから今は母親に何も相談しないし頼らない。頼れると「私は子どもの頃一人でやったのに」と思う』

『別にそれが普通だと思ってたから特に思うことはなかった。稼いでもらったお金で何不自由なく進学させてもらったからこのままでよかった。感謝してます』

『寂しかったけど今となってはよかったな。母親が働く姿を見て育ったから自分も働ける大人になった。結局今それなりに幸せで母親と関係もいいから言えるのかもだけど』

鍵っ子で寂しい思いをしたママたちのなかには、母親が帰宅後にイライラして八つ当たりされたり、家が散らかっていると怒られたりしたという経験を持つ人も。「寂しくはなかったし、母親が帰宅後のほうが憂鬱だった」というコメントも散見され、今なお母親との関係があまり良好ではないケースもあるようです。

「寂しい思いをさせているかも」と思ったら

毎日家にいて、学校帰りのわが子を迎えたい気持ちはやまやまですが、仕事や介護などのために家にいられないというママもいるでしょう。もしも子どもに「寂しい思いをさせているかな?」と感じたら、一緒にいられる時間には目いっぱい子どもらしく甘えさせてあげることが大切なのかもしれません。「母親が一生懸命に働いてくれたおかげで今がある」という認識を抱いて感謝しているママもいて、決して鍵っ子だったから母子関係が悪くなるわけではないことがうかがえます。ママが帰宅後や週末にたくさんコミュニケーションを取ったり遊んでくれたりして、子どもの寂しさを埋めてくれるかが重要であることがよくわかる投稿内容でしたね。

文・AKI 編集・Natsu イラスト・善哉あん

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
子供の頃鍵っ子だった人