<カミングアウト>「恋愛対象は女性じゃない」義兄と義両親の思い。私たち夫婦の答えは【後編まんが】
前回からの続き。1年前のお話です。私(木村美香子)は旦那と息子との3人暮らし。今住んでいるまちが気に入り、マイホームを購入しようと思ったら、義両親が「家が欲しいならわが家の隣に建てろ」と言ってきたのです。2年ほど前に自慢の長男である義兄の恋愛対象が女性でないことと、親の望むような結婚ができないことをカミングアウトしてから、義両親のなかでは勝手に次男である旦那が跡継ぎとなっていたようですが、同じころ私たちは義兄から事情を聞いていました。
私の周りにも異性を好きになれない人や、そもそも恋愛の感情を持たない人などさまざまな友人がいるので、とくに偏見などはなく、私たち夫婦は義兄の告白を素直に受け入れたのでした。義両親と話が決裂するなか、義兄に現状の報告と相談を持ちかけました。(A市にマイホームを建てる予定にもかかわらず「実家の隣に家を建てろ」と言われた話、跡継ぎうんぬんの話などをかいつまんで話しました)
電話を切ったあと、義兄の今後の希望を旦那から聞きました。
その後、義両親の合意はないまま私たちは土地を契約し、マイホームを建てました。義両親の反対意見があるなか家を建ててしまったのは、少しだけ胸が痛みました。でも建ててしまえば新居生活は快適、今は嬉しさのほうが勝ります。それに恋愛対象のことに限らず、排他的な義両親のもとでの子育てをするのは勘弁してほしいというのが本音です。自分たちが子育てしたいと思った場所でマイホームを建てたこと、今私たちに後悔はありません。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・春野さくら 編集・Uemura
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