<義母のガラクタ攻撃>勝手すぎ!留守中に運ばれ「壊れた座椅子」おまけにダニ付き?【第3話まんが】
前回からの続き。数年前の出来事です。私は在宅でWEBデザイナーをしているミキエです。娘アユミは高校生、息子ヒカルは中学生になりました。しかし義実家の隣にマイホームを建てて約15年、私は義母が次々わが家に持ち込む「不用品」にずっと悩まされ続けているのです……。普段在宅なのですが、珍しく外出しての仕事を済ませ、夕方帰宅すると、またも義母が勝手に「不用品」を持ち込んでいました。
「ちょっ……、どーゆーことー? ヒカル、家にいたんでしょ? この座椅子はなに?」
「え? だって、ばーちゃんが昼間にきて和室に持っていけって置いてった。俺、てっきり母ちゃんが了承しているもんだと思っていたんだけど、ダメだった?」重い座椅子をどうやって義母が……? どうやらヒカルに運ばせたようでした。
義母が私の許可も得ず、勝手に息子のヒカルに運ばせた座椅子。しかもこの座椅子、実は……
よりかかってもロックがかからず、勝手に背もたれが倒れる「壊れた座椅子」なのです! 使える座椅子ならいざ知らず、家のテイストに合わないダサい花柄。不用品でも何でもない、ただの「ゴミ」じゃない……。
しばらくの間、壊れた座椅子でふざけて遊んでいた息子は、だんだんと背中やももの部分がかゆくなってきたと言い出しました。長らく義実家に放置されているものだったため、なにか虫でも住み着いているのでしょうか……。ゾッとした私は急いで座椅子を外へ移動しました。
さすがに私たち夫婦の留守中に、息子に不用品を運ばせるなんて……あまりにも勝手すぎる! すぐにでも文句を言いたかったのですが、この日は仕事でクタクタだったため、明日義母と話をすることにしました。
翌日……。
「お義母さん、なぜヒカルに座椅子を運ばせたんですか?」「ああ、アレ? リビングのソファをヒカルくんやアユミちゃんが取り合いしていたから、だったら座椅子でもあったらいいんじゃないかなって思ったの。リクライニングは壊れてるかもしれないけれど、椅子としてはまだつかえるでしょ?」相変わらずの義母からの言葉。私は耐えかねて、
壊れたから使わずに放置していたんでしょ? 第一あんな座椅子でくつろげるわけないじゃない。「とにかくウチはいりませんので、お返ししますから!」そう言いました。すると義母は、
「ウチには新しい座椅子があるから、いらないわ。そっちでも使わないなら、捨ててくれてかまわないからね~!」「ちょっと! お義母さん!」
私のいないすきに、息子を騙すようにしてわが家に不用品を運び入れた義母。きっと上手くいったとほくそ笑んでいることでしょう。これに味をしめて今後さらにエスカレートするに違いありません。私は頭を抱えるばかりです。こんなことなら敷地内同居をするんじゃなかった……と思いつめてしまいました。
【第4話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・吉岡可奈 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子