<夫婦で揉めた>わが子の1人暮らしの準備は誰がする?親が買いそろえてあげることは過保護ですか?
わが子の巣立ちは、大切に育てた子どもの成長に喜びを感じると同時に親元を離れる寂しさが押し寄せてきますよね。嬉しいような切ないような複雑な心境になるかもしれません。ママスタコミュニティには、娘さんの1人暮らしに向けて準備を進めるママから投稿が寄せられました。娘さんの1人暮らしをめぐり、旦那さんと意見がぶつかってしまったそうなのです。
『近々娘が1人暮らしを始めます。何を準備すればいいかわからない娘に変わり、娘と相談をしながら私が家具家電を買いそろえています。そんな私に旦那は「過保護だ」と言います。旦那曰く「資金だけ娘に渡して、自分で必要なものを買いそろえさせなきゃ生きていくための知恵が身につかない」のだそう。最初から何もかも1人で準備させるなんて無理じゃないですか? 生きていくための知恵なんて、1人暮らしをしていくなかで身につくと思うのですが……』
投稿者さんの娘さんの年齢は定かではありませんが、高校を卒業して進学、あるいは就職のため1人暮らしを始めるのかもしれません。「可愛い子には旅をさせよ」ということわざもありますが、旅立つ前から娘に試練を与えているように見える旦那さんにモヤモヤしているのだとか。みなさんならどうしますか?
親主導で準備するのは、やりすぎな気が……
「親が主導して揃えてあげるのは過保護なのでは?」と感じているママもいるようです。
『なんとなく実家で過ごしていると快適すぎて「必要なもの」って何なのか気がつけないと思うの。だからこそ子どもに生きていくための方法を考えさせるチャンスだと思う。自分で調べて自分で購入させるのも、親の愛情だと思う』
『娘さんから相談されてアドバイスするならわかるけれど、先に生活必需品を揃えてあげるのはちょっと過保護かなぁ』
「インターネットで探して購入するのは、ママである投稿者さん」という状況に、「さすがに手を貸し過ぎなのでは?」と疑問を抱くママも。娘さんも1人暮らしができるほどの年齢になったのですから、何が生活に必要なのかは自分で考え、購入させるのも学びにつながるかもしれませんね。今の時代、スマホやパソコンなどがありますし、必要な情報は娘さんでも調べられることでしょう。
親が支度して送り出したいと思うのは当然!
いっぽうで1人暮らしの必需品は「準備してあげるのも親の役目」というママの意見も届いております。
『親が揃えてあげてもいいんじゃないかな? 確かに1人暮らしができるほど成長したけれど、何も突然突き放さなくても。1人暮らしが始まれば失敗と成功の繰り返しなんだから、送り出すときくらい手を貸してあげたいものじゃない?』
『大事に育ててきた子どもを送り出すんだから、不自由ないよう生活させてあげたいし、ある程度支度してあげたいと思うのは当然。1人暮らしを始めると、足りないものが必ず出てくるだろうから、そこから自分で考えて購入させてもいいと思うんだ』
家を出る娘さんにお金だけ渡すという投稿者さんの旦那さんに、ママたちは「急に突き放すような態度を取る必要はない」と感じてしまうようです。生きていくための知恵は、1人暮らしを始めればイヤというほど身に着くはず。「1人暮らしのはじめの1歩」くらい、支度して送り出してあげたいと願うママの声も寄せられました。
お子さんの1人暮らし、実際どのように準備したの?
投稿者さんの旦那さんがいうように、なんでもかんでも親が子どもの1人暮らしの準備をしてしまうのは少々過保護なのかもしれません。しかし投稿者さんのように、何が必要かわからない子どもに代わり、あれこれ準備をしてあげたいという気持ちもよくわかります。実際にお子さんが1人暮らしを始めたママたちは、どのように準備を進めたのでしょうか?
大切なのは「一緒に」考えることなのかも
『1人暮らしに必要なものを親子で相談して、一緒に買い物に行ったよ』
『うちは娘に1人暮らしで必要なものの情報収集をさせて、後日一緒に買い物に行った』
これまで何不自由なく実家で過ごしてきた場合、生活に必要なものをボンヤリとしか想像できないはず。お子さんが考える「必需品」に対して、アドバイスをしながら一緒に買い物に行ったそうですよ。また別のママは、娘さんが選んだものに一切文句を言わず購入してあげたそうです。実際1人暮らしを始めてみると、必要なものや不要だったものがいろいろと見えてくるはず。出費もかさむため、本当は口出ししたいことが山々だったかもしれませんが、グッと我慢したのでしょうね。
子どもの巣立ちを思う親心
投稿者さんの旦那さんは「娘さんのためを思って」準備資金のみ渡すことを提案し、投稿者さんは「娘さんのためを思って」率先して準備を進めていたのではないでしょうか。他のママたちからも、さまざまな意見が寄せられましたが、共通して言えることは「子どものためを思って」行動していることでしたね。
娘さんに不自由なく1人暮らしを始めてもらいたいと願う母心は、決して「過保護」ではないと感じます。しかし何もかも母である投稿者さんに任せきりだと、確かに娘さんの成長の手助けにはならないかもしれません。
とはいえ、未経験のことは何かとイメージが湧きづらいもの。これからは娘さんにアドバイスをしながら、一緒に準備を進めてみてはいかがでしょうか。実際に1人暮らしが始まれば、娘さんが1人で考え決断をすることが増えるでしょうから、否応なしに試練は訪れるはずです。娘さんのさらなる成長を願いながら、少しずつ巣立ちの手助けをしてあげるのも、親の愛情なのではないでしょうか。
文・吉岡可奈 編集・Natsu イラスト・Ponko
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