お風呂上がりの湿気でカビが生えないようにしたい。換気扇を回して浴室のドアを開ける?閉める?
お風呂に入ったあとの浴室は、モワモワでジメジメ。カビの発生が気になりますよね。最後に使用した人がタオルなどでしっかり水気を拭き取れば、カビを抑えられそうです。しかしそれが毎日となると少々面倒です。簡単で効果的なカビ対策があったらいいですよね。
ママスタコミュニティに投稿を寄せてくれたママも、浴室のカビが気になるようで、こんな質問を投げかけています。
『お風呂を上がったら、浴室のドアは全開だよね? じゃないとカビが生えない? 旦那は「閉めるべき」だって』
寄せられたコメントを集計したところ、投稿者さんの旦那さんと同じ、ドアを「閉める派」が「開ける派」を大きく上回りました。なかには投稿者さん宅のように、夫婦で意見が分かれる場合もあるようです。カビを発生させないためには、どちらの意見が正しいのでしょうか?
浴室のドアを開けるのは湿気を外に逃がすため
浴室のドアを閉める人が多かったものの、開ける人も結構いるようです。
『ドアを半分だけ開けている。換気扇はもちろん回す』
『全員上がったら全開。旦那は入浴中でも全開』
入浴後のドアを全開にしたり半開にしたりと、人それぞれです。入浴中にもドアを開け放つとの声も寄せられました。
『お風呂場と洗面所のドアを全開にして換気扇を回す。今のところカビはない』
ドアを全開にするとお風呂場内の湿気は減りますが、脱衣所の湿気が気になります。洗面所のドアも一緒に開ける人もいました。この方法で「カビは生えない」よう。換気扇も奮闘しているのでしょう。
浴室のドアを閉める理由は?
浴室後は「ドアを閉める派」が圧倒的多数でした。その理由は主に二つ。一つは、浴室の湿気が脱衣所に流れるのを防ぐこと。もう一つは、浴室を密室にして乾燥させることにありました。浴室のドアを閉めたら湿気がこもって逆効果になりそうですよね。どういうことなのでしょうか?
『ワイパーで水切りして、タオルでササーッと拭いてからドアを閉めて換気扇。ラストの人は換気扇じゃなくて衣類乾燥モードにし、床の除菌水のスイッチもONにする。ドアを開けていると、除菌水が流れ出て洗面所までビチャビチャにしてしまう』
『ドアも窓も閉めて換気扇を回す。最後の人はドアを閉めて、換気乾燥機のボタンを押すのがうちの決まり』
『閉めるよ。そうしないと乾くのが遅くていつまでも水滴が残る。ドアを閉めて換気扇を回したほうが早く乾くから、カビも生えにくい』
湿気のあるところにカビは生えやすいもの。ならば、お風呂場の水滴を短時間でなくせば発生しにくくなる、と考えているのですね。浴室のドアを閉めれば換気扇の稼働範囲が狭まるため、お風呂場が乾く時間も短くなりそうです。
さらに、浴室を急速に乾燥させる機能を使用できれば最強です。換気扇だけのときよりもぐんと乾きが速くなります。
さらに、ひと手間をかける提案もありました。まずは水切りワイパーで水滴を流し、次にタオルなどで残った水気を拭き取る。最後にドアを閉めて換気扇を回して乾燥させるとのこと。短時間での効果的に乾燥できそうです。
またカビは高温に弱いため、最後に「50℃以上の熱湯をかける」、黒カビ・赤カビ退治に効果的な「アルコール消毒をする」という方法もありますが、いずれにしても手間はかかります。余力があったら試してみるといいかもしれません。
専門家のアドバイスを参考にする人も
住宅メーカーや換気システムメーカーの専門家から、アドバイスをもらったママたちもいました。
『住宅メーカーの人から「ドアを全開にして換気扇を回して』って言われたよ』
『テレビで見た方法を真似て、浴室のドアをこぶし1個分開けて換気扇を「強」にしている。ドアを全開にしてると、脱衣所に湿気がこもるから、少しだけ開けて空気の通りをよくすると効率的に換気できるんだって』
こちらのママ達はドアを「開けて」換気扇を回す方法を実践しているようです。
しかしその逆、つまり「閉める」ことを指導された人たちもいます。
『点検に来たメーカーの人に聞いたら、「閉めるのが正解」だって。お風呂の窓を開けると外の湿気が入るから。ドアは閉めて換気扇と換気システムの換気機能を4時間かけるのがいいと言われた』
『換気扇の取扱説明書に「換気扇を回すときは窓やドアを閉める」って書いてあった。カビは生えないよ』
こちらのママ達は「ドアは閉めるべき」というアドバイスを受け、実践しています。
どちらも専門家からのアドバイスですから、両方の見解があると判断に迷ってしまいますよね。けれど家庭によって浴室の条件は異なります。浴室に窓があるのかないか、使用する換気システムのメーカーやグレードなどは、一様ではありません。したがってドアを開けるか閉めるかは、ケースバイケースと言えるでしょう。カビが発生するようなことがあったら、まずは取扱説明書をめくるとよさそうです。似たような例が見つかるかもしれません。
カビ対策として浴室のドアを「開ける」、「開けない」は、どちらが正解とは一概に言えないようです。ただ共通しているのは、浴室を早く乾燥させることが「カビ知らず」に繋がる、ということ。換気扇のさまざまな機能を使ったり、余力があったら水滴を拭く・アルコールスプレーをするなど、最適な方法を見つけてみてはいかがでしょうか。
文・ななみや 編集・すずらん イラスト・Ponko
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